屋久島サウスのアトリエです。
いつも眺めている木漏れ日の情景をモチーフにしてエタニティーリングを作っているのだけれど、
庭先に出会う光の一粒一粒を掬い取って集めて一つにする作業のようでもある。
直径約3mmほどをした丸いゴールドの輪は全部で20個作りました。
たくさんの小さなものが集まって一つになる、それが集まってまた一つになる。
作業机に向かって小さなゴールドをひとつひとつ繋げる作業を繰り返していると、子供の頃を思い出すようなワクワクがあるのはなぜだろう。
考えてみると、シダの葉もそうだし、海岸線もそうだし、まさに私たちがそうなのかもしれない。
島の暮らしの中で感じるリズムのようなものを形に表現できれると嬉しい。
ゴールドの丸い輪はバーナーの炎に包んで温度を上げ、ひとつひとつその両端をつなぎ合わせていく。
輪が二つになると、もう一つ継ぎ足して三つにする。
その作業をリングが予定のサイズに達するまで繰り返していく。
ほんと!と思うかもしれないけれど。
その単調で果てしなく思える繰り返しの作業が案外と好きだったりもする。
心は凪の海のように平らになっていく。
そしてどこまでも深く静かな場所に辿り着くことができる。
ひとまずは3個の連なりが生まれた。嬉しい!
この小さなタッチがやがてひとつのリングを生み出すにだと考えると、今この瞬間がとても大切に思えてくる。
一滴の滴がやがて波紋を広げるように、ですね!
楽しい指輪作りはまだまだ続きます。
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