屋久島サウスのアトリエです。お母様のリングをお嬢様のネックレスに、ご家族3代にわたるジュエリー作りをお任せいただいている。この先何十年も、いやもっと先も手にしていただけるだろうか。
ご家族の繋がりを長く紡いでゆけるように、今の暮らしに寄り添うリメイクをしたい。
お預かりしたリングは素材を再利用できるように、精製されたプラチナとダイヤモンドに分けたところまでを書きました。
素材も丸ごと受け継いでリメイクする作業では、無駄なく効率的に素材を移行させることが大切になってくる。大切にお使いだったジュエリーは実はそのままで、姿を変えただけでお使いいただきたい。
リングを精製してできたプラチナは再び溶解され鋳造作業を経て姿を変える転生感。まずは鋳造に用いるの原型をシルバーでつくるところから。造形の基礎となる工程を、じっくりと進めていきたいと思っている。
ダイヤモンドをセットする方法は実に様々なスタイルがある。オーダーメイドの作業で生まれたデザインと歴史の中にある技術を調和させる作業はいつも楽しい。新しい何かに出会える予感に満ちている。
出来上がった石枠を眺めていると、次のタッチのイメージがふわりと浮かんでくる。今回のネックレスづくりはそんなリズムで。
花びら作りの工程を頭の中で描きながら、続きままた明日にしよう。
テーブルに、空に、なんだか急に秋めいてきた色彩を眺めている。そういえば、虫の音も新しくなったような。
週末がやってきましたね!皆さまはどんなご予定ありますか? 季節の変わり目なのでどうぞあたたかくしてお過ごしください。
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