パールを抱くシダのネックレス。ご家族のお使いだったジュエリーをお預かりしてのリメイクは、素材をリサイクルして今の暮らしに寄り添うようにデザインしたり屋久島の季節と出会ったり。
そして大切な想いを纏う。受け継ぐジュエリー。
パールを抱くシリーズはブローチに続くその2つ目。
今気が付いたのだけれど、ちょうどお盆の制作だったのですね。夏最高潮の屋久島だったなあ。
日本ならではの感覚なのだろうか?ふと思う。自然の中に息吹や生命を感じるのは。とくにここ屋久島ではスッと入ってくるのかもしれない。風だったり、水や植物に感じるような響きを気がつけば当たり前のようにジュエリーにも見出している。形の向こう側にあるもの、そこから生まれるプロダクトがある。
ネックレスは作業机に向かって手を動かしながら、その瞬間のひらめきに委ねるようにリメイクした。あるいは何も考えなかったかもしれない。屋久島の季節やご家族を想う大切な気持ちがいつも確かな道を示してくれていたように思う。
これはもう同じものを作れないな 笑、でもとてもお気に入りなのである。夏休みの自由研究みたいだった日々をなんだか少し名残惜しくも思いながら。
パールを指先に乗せてみる。大粒のパール、ゴールドの装飾も、全てリサイクルした素材だ。プラチナでかたどったシダの葉っぱはブローチと対になっている。世界に二つだけ、繋がりのあるジュエリーになったなと、しみじみ思う。
例えば、こんなワンシーン
雨上がりの朝が好きだ。
パールには冠婚葬祭的な印象があるかもしれない、でも、日々の暮らしの中でできるだけたくさんお使いいただきたくて!できる限り繊細で軽やかなデザインを心がけつつ、そして手作業でしっかり丈夫に仕上げました。
それにしても、島で暮らしていると雨も花々も海も、そこにはいつも完成された美があって、それ以上はもう何もいらないのではと思うことがあります。
シダの葉っぱを積んで纏うように、ですね!
大切な時間がずっと続きますように。
雨も上がった、さあ、今日を始めよう。また暑い日になりそうだ。
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ブローチ編