雨上がり、しずくを抱くシダの葉、膨らみつつある夏の光。今、ここにあるシーンは、この瞬間だけの儚いものだったりもする。
朝の散歩道に、庭先に、素敵な瞬間に出会った時に、そのフィーリングをどのようにして永遠のものにしようかと考える。写真もジュエリーも感情のひとかけらのようなもの。屋久島で出会った感動を分かち合うことができればいいなと思う。
想いを変わらず受け継ぐようにつくる。形を変えて新しくつくる。
それにしても、南国ムードいっぱいの屋久島だ。スコールの後と夕暮れ時には散歩に出掛けて、そのほかはずっと作業机に向かっている。休憩時間にはaudibleでひたすら文学小説の語りを聴く、夏休み的な日々。おかげで、集中もかなり深いような気がする。同じものは生まれないアート性の高い制作だ。一つ一つのタッチを大切に進めていこう。
夏ならではだよなと思う、このかけがえのないフィーリングが好きだ。
葉っぱはプラチナで、茎はリサイクルしたイエローゴールドで
ぴたりと合わさると嬉しい。
夕暮れ時、小さな幸せに出会いました。
流れるライン、軽やかさとしなやかさと。造形についてはいつも島の自然に学んでいる。
そしてもう一つ、小さなゴールドの粒たちも。
出来上がりがふわりとしか想像できないジュエリー作りかもしれない。ただひたすら細部を埋めてゆくうちにジュエリーが息吹を帯びて鼓動を打ち始める瞬間がる。
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