今日もしとしと雨降りだった、アトリエより。
屋久島でも秋雨の動き、感じます。
shell from Yakushima Island, 18k yellow gold
雨のしずくをモチーフにしたピアスは
その制作中で、
鉄鋼ヤスリから始まって、紙やすりとどんどん細かく細かく、
しずく型に切り取った夜光貝を磨き上げると、
ついに美しい色彩が現れた。
このしずくの元になっている
夜光貝は大きなものでは両手のひらでは覆えないほどのサイズとなり、
屋久島では深さ約5メートルから10メートルのところに
生息するという。
ここでは
潜る人、
中身を食べる人、
貝を集める人がいて、
大きくガリガリと加工しやすいように削ってくれる人がいる。
海から始まって、このアトリエでジュエリーと加工されるまでに
たくさんの人の手を渡ってやってくるのだということを
この島の暮らしの中で学んだ。
わたくし的にはその貝を取るところから始めたい気持ちはあるけれど
潜りの達人でないとなかなか難しいため、
いつも海の友人にお願いして譲っていただいているのです。
そして実は、
片方のピアスに使った夜光貝は
彼女のパートナー、潜りの達人の彼から譲っていただいた夜光貝で
これがなんとも素敵な物語でもあるなあと。。
このピアスが
ファミリーで海の近くに住んで、
海にまつわる暮らしを続けている彼女の
スタイルを象徴するようで
どうしてもこの夜光貝を使いかった!
片方のピアスと、
新しいひと組のピアス
あと少しで完成となりました。
ペアのピアスの方は
出来上がったら、しずくギャラリーに展示する予定ですので
こちらもお楽しみに!