ポコポコと道脇にリズムよく並んでるツワブキの花。
こちら屋久島では今、ツワブキの花が満開なんです。
ふと見上げると、サキシマフヨウ の種を包んだ実莢が朝露をまっとっているのに出会ったり。
過ぎゆくものと、始まるもの
季節は繰り返すものですね。
12月になり、大好きなノマドカフェさんも今シーズンの営業が終わってしまった。
2019年最後のランチをカオマンガイとして、
きっと同じではないだろう、ノマドカフェさんの2020年に想いを馳せた。
さて、さて、
こちらは始まりの印といいますか。
リングはくるりと輪になっているのも、始まりや到達、巡りを感じるアイテムでありますね。
ちょうど今、静岡は浜松で新しい暮らしを始めたお二人の結婚指輪を作っています。
silver950, 2.3mm wide
彼と彼女、そしてわたし、3人で進めたデザイン作りでは
屋久島からお二人の暮らす浜松にサンプルリングを見ていただいたり、
動画を送ってリングの質感を伝えたり、
そんなやりとりで、
彼と彼女は2.3mm幅のラウンドシェイプ 、素材はシルバーと、
お揃いデザイン選んでくれました。
そしてもう一つ、大切なデザインがありまして。
いよいよ今回のエッセンスとなる作業をこれから始めることになり、
金槌を片手にドキドキしていた。
リングをコンコンと打ち付けて、槌目模様を施す作業は
戻ることのできない、でも一気に進めたい作業だったので、
その工程をカメラ2箇所固定で作業の動画を撮って短くまとめてみた。
リズムよく、力強く、端正に、時にランダムに、跳ねるように、
彼女のリングに続いて、彼女のリングも。
夢中になってどれくらい時間が経ったのだろう、
一通りのハンマー作業を終えると、
リングの表面にキラキラと光る質感が現れた。
お二人だけのキラキラ模様!
シルバーのリングは、こうしてハンマーで叩くと2〜3サイズほど大きくなるので、
職人のわたくし的にはサイズも目標地点にぴったり着地できて、ほっと一息。
そして、これからいよいよ最後の仕上げ作業を始めることとなりました。
ああ、これで終わってしまうのかと、
ここにもまた到達を感じて、
少しさみしい気持ちにもなりますが、
でもここからがまた新しい始まり。
フレッシュな指輪が出来上がって、
お二人の元に届いて、そこからまた新しい時間が始まるのだ。
小さな2本のリングを手にして、果てしなく繰り返すループに想いを巡らせていた。
制作編
このようなsnsをやってます