お二人の結婚指輪を作り始めるその前にいつものビーチまで出掛けた。
プラチナは世界の色彩や輝きと響き合う鏡面性を持っている。
何百年も形を変えることのない強さがあるけれど、手の中でとても柔らかで優しかった。
大きなものにインスピレーションをいただいて、これから小さなリングを作り始める。その境界線はどこにあるのだろうか。細かく区切り続けるとそれはやがてひとつになる。
ありがとう、屋久島。このフィーリングが届きますように。
アトリエに戻ると外はすっかり暗くなっていたけれど、ワクワクしてまずは最初の第一歩を。楽しい指輪作りの始まりだ。
作業にはいくつか新しいアプローチもある。挑戦に満ちた時間になるだろう。もちろん、一度きりの指輪作りになる。集中を深めてタッチを重ねてゆきたい。作業机に向かう一人ではあるけれど、お二人とともに完成までの道のりを歩んでゆきたい。
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