朝一番、海に行く途中、鬼塚農園さんに寄ると、
冷凍タンカンが並べられていた。
迷わず一袋買い求め、
嬉しさのあまりに、まだ凍ったままのタンカンを頬張ると
冷たくて一気に目が覚めた。
今日の幸せだった出来事。
朝のビーチでは南西の風波が打ち寄せていて
暑くなってきたからか、仲間もたくさん集まっていた。
サンフランシスコから里帰りのアキくんと一年ぶりの再会もありました。
何本か波に乗って、アトリエに戻ると
玄関先に紙袋が置いてあって、
その中にはかぼちゃが入ってた!
多分ご近所さんからのおすそ分けで、
屋久島あるあるのスタイルなんです。
かぼちゃは大きく切って、
分厚くてやたらと重たい鍋に入れて
味付けは塩を軽く
極弱火で蒸すこと約30分ほど、
その間にコーヒーを入れて、冷凍タンカンをもう一個食べて
ほっくりと蒸し上がったところで
これを朝食といたしました。
ここでまだ朝の8時過ぎ。
日もずいぶん長くなりましたね。
ここから今日のアトリエです。
彼のリングが17.5号。
彼女のリングが4.5号。
ピンクゴールドでお揃いデザインの結婚指輪を作ってます。
リングがすっぽりと重なり合うと、いつも嬉しくなってしまうのはなぜだろう。
お二人の出会いってどんなだったんだろう。
冬のしずくギャラリーに来てくれたお二人とは、
屋久島で、そして大阪ー屋久島で
じっくりと時間をかけてデザインの打ち合わせを重ねてまいりました。
フィット感が良くて。
お揃いのデザインで。
ギャラリーで肌馴染みが良かったピンクゴールドで。
大好きな水を感じる指輪。
というのがお二人と一緒に抱いた指輪作りのキーワード。
同じ大阪出身ということもあって、ギャラリーで指輪を囲んでワイワイと話が尽きなかったなあ。。
18k pink gold
ピンクゴールドは個性的!
ピンクゴールドは男性にもオススメ!
メンズはしっかりボリュームで作ってるので、
手の中でその存在感がしっかりと感じられました。
まずは柔らかに、気持ちよくカーブをつけて。
そして、
同じように彼女のリングも、彼のリングとお揃いのラインを与えました。
出来上がったアウトラインを確認しようと庭に持ち出してみると、
ちょうど雨が止んだところで、
モワッと湿度たっぷりだったのも
水のテーマにしたお二人の指輪作りを盛り上げてくれた。
ここからさらに手を加えてゆこう。
息吹が帯びるように。
屋久島の景色の中にずっとあったような
そんな指輪になればいいと思う。
制作編