プラチナ、シャンパンゴールドのリングの表面を柔らかく磨き上げたところ。
これから先に大切なキーワードとなる、屋久島のシダの葉っぱを作業机に添えて今日の指輪作りを進めてきた。
これが今年最後の作業です。
レディースが右。
リング幅に太いところ、細いところ抑揚を待たせているのに対して、
左側のメンズリングは均一なリング幅。
繊細でしなやかな女性のイメージに対して、
男性用の指輪にはストレートで実直な印象を持たせたかった。
手に取ってみると、
小さい指輪なのにしっかりとした心地。
プラチナとゴールドはシルバーと比べて約1.5から2倍の比重があるからだろう。
肌に触れているだけでとても安心するのですよね。
ゴールドは固く、プラチナはしなやかな性質があるので2代、3代に渡って使うことができる。
この指輪がお二人時間に、そしてお二人のご家族との時間の中に、これから永く在るのだ。
そう思うと果てしない気持ちに包まれる。
金属の持つ時間はとても穏やかでゆっくりなのです。
そしてこの指輪作りの工程はまだ半ばに差し掛かったところ。
これからワンタッチ、ツータッチ、スリータッチ、、
手を加えるたびに躍動を帯びてくる。
目を閉じるだけで情景が浮かんでワクワクしてきますが、
この続きはまた来年。
今年も楽しいジュエリー作りにありがとう。
屋久島にありがとう。
ジュエリーを通して、ハッピーを分かち合えた皆さまにありがとう。
いつもここにきてくれてありがとう。
受け取ってくれる皆さまにたくさん与えてもらってます。
日々を暮らしているといろんなことも起こりますが、
きっと良くなる。
ありがとう。
そんなイメージを抱きながら今このブログを書いています。
何気ないいつもの時間が、穏やかで柔らかいヒカリに包まれますように。