朝目を覚ますとまた雨振りだった。
でも、6月が近づくこの島では雨の日が“いつもの感じ”になりつつあって、
習慣ってほんと不思議ですよね。
ざあざあ雨音を聞きながら安らかな気持ちに包まれた1日の始まりでした。
雨の日はしずくのチャンスいっぱいで、
次に雨が降ったら観に行こうと決めていた花があったんです。ドキドキ。
月桃の花には重たい湿度感がいい。
雨のしずくがよく似合ってた。
そして、
ちょうど新しく指輪作りを始める頃合いだったので、
この雨にも爽やかな区切り目を感じたんです。
そうだ、今日からお二人の結婚指輪を作りを始めよう!
月桃の花と雨のしずくとプラチナ。
このプラチナ、
宮崎からしずくギャラリーに来てくれた二人にお作りする結婚指輪の素材となるものなのです。
なんと朝3時に起床して車を走らせ、フェリーに乗ってお二人が屋久島に来てくれたのは、まだ寒い冬の頃だったなあ。
それから春の間をかけてデザインの打ち合わせを続け、
いよいよ梅雨がやってきた。
雨が降れば雨の音を聞きながら作ろう。
晴れたら時々海にも行こう。
島の季節があって、お二人とわたしがいて、結婚指輪が出来上がる。
そのシンプルさを思うと、ふと体が軽く感じられた。
夕暮れ時、雨が上がったので、海へ。
Kidsたちも海で遊んでて、ワイワイと波に乗ってたら、気がつけば7時!
新キャベツに新玉ねぎ、新ジャガ。
新という言葉にめっぽう弱いのは、わたしだけじゃないはず笑
そういえば、新郎新婦、というのも素敵な言葉でありますね。
お二人に幸せいただきながら、いつもジュエリー作ってます。