屋久島サウスのアトリエです。シャンパンゴールドに植物の色調と近しさも感じるし、夕暮れ時の光のような優しさも感じる。二つの繊細なシャンパンゴールド素材を手に、これから始まるお二人の指輪作りをイメージしながら。
冬のクリアな光いっぱいに包まれた始まりの日。同じ島に暮らすお二人の結婚指輪作りが始まります。屋久島サウスの季節とともにご覧いただければと思います
作業を始める前に。
遠くを眺めて。
島でのジュエリー作りでは、こうして自然に何かをいただいては作業机に向かうことができるのが嬉しい。
そういえば、島の北側の天気はどうだろう。同じ季節と、そして指輪作りで繋がっているお二人のことをどこかに感じつつ。
今回の指輪作りは、お揃いのデザイン感、というのもテーマとなっていて、彼のリングと彼女のリングの雰囲気が近しくなるように、一つ一つの作業を交互に進めていきたい。
まずはシャンパンゴールドを鉄鋼ヤスリで削り出して、アウトラインのベースをつくるところから。ガリガリ。
削り出した金属片を眺めていると、優しさの中にきらびやかな輝きがあることがよくわかる。とても小さくあるけれど、自然の中にキラリと輝きを見つけるような、特別なリングになればいいと思っている。
うん、いい感じだ。
少し休憩をして、またジュエリー作りを始めよう。