激しく降った雨が河口に砂を運んで、
屋久島のサウスエリアでは珍しい砂浜ができている。
いつものビーチではいつもは岩だらけの部分がすっぽりと砂に覆われて、
沖の方までずっとその砂浜が続き、
遠浅の海岸にと姿を変えていた。
波打ち際を裸足で歩くのはやっぱり心地よいもので
嬉しくなって、浜まで駆け出していった。
浜辺が遠浅で安全だったこともあり、
ちょうど制作中だった結婚指輪を持参して、
手の中でくるくるとさせてみた。
このリングはゴールドとプラチナと組み合わせたコンビネーションで、
その境界線を波の模様のように緩やかな曲線としたデザインなのです。
リング全体には
ゴールドが多く見える部分、
プラチナ部分とゴールド同じくらい、
プラチナが少し多くなる部分、
などなど様々な表情があって、
リズムを感じられるように二つの素材をレイアウトいたしました。
お二人もわたしと同じく自然のリズムを大切にされているのだろうと思う。
つけていて心地よく感じるような指輪を作りたい。
夏の初めにお二人にお会いしたしずくギャラリー。
雨上がりの土曜日。