アウトラインに柔らかなカーブを与えた彼のリングは
表面をさらに削り出して、もう一つの波模様をぐるりと一周施した。
まずは鉄鋼ヤスリでざっくりと削り出してみる。
クラシックな職人スタイルでマジックを使って線を入れたラインに沿って。
途中紙やすりに切り替えて、少しずつ、少しずつ、造形を進めてゆくと、
3人でずっとイメージしていたラインがここに初めて現れた。
波打ち、重なり合う曲線。
柔らかなカーブは島のリズムだ
お二人が夏の屋久島に来てくれて、
その後は日本旅の途中、屋久島をメールで言葉を交わして、
生まれたデザインが初めて形になった瞬間!
旅路の途中にサンプルリングをお送りしたり、
今は四国です!今は仙台です!とメッセージが届いたり、
なんだか夏休みのようでもありましたね。
そんなデザイン作りも今となっては素敵な思い出です。
そしていよいよ彼のプラチナリングが出来上がり、庭に持ち出すと
好きな感じの空が広がっていた
ふわり。秋の空とプラチナリング 。
そんな昭和的なコピーも見つけました笑
散歩道では山サイドに感銘を受け
西の空にインスパイアされて、
彼女のリングの仕上げ作業を始めることにいたしました。
いよいよ明日は完成です!
制作編