湾曲したステンレスの台にリングを乗せて、
木槌でコンコン。コン。
リングに柔らかなカーブを与えて、
いつも感じてるリズムを表現したくなるのが屋久島流のジュエリー作りであります。
打ち寄せては引いて、満ちては欠けて、大きな波、小さな波。
島の自然を素材とするように、お二人の結婚指輪を作ってます。
18k pink gold
彼女のリングはピンクゴールドで。
このピンク、肌にも近い色感ですね。
ピンクゴールドはイエローゴールド と同じ18金でありながら、
配合を変えて精製してあるので、他とは違う個性的な魅力を楽しんでいただけます。
ピンクといってもかなり落ち着いたシックな雰囲気があって、
女性にはもちろん、男性にも広くオススメな素材なのです。
波のリズム。
日常から素材を得ることができるのがものづくりの魅力だなと思う。
日本特有のフィーリングなのだろうか。
自然の中にある細部にスピリッツを感じます。
雨がり。
庭の生垣をチェックすると、山茶花の蕾がつき始めていた。
今年もたくさん花が咲きそうだなとワクワクしながら作業場に戻り、
プラチナリングの造形 にバトンタッチ。
上が彼女のリング、ピンクゴールド
下が彼のリング、プラチナ
お二人が選んでくれたのは、
お揃いのデザイン、色違いの素材でつくるペアリングであります。
そして作業はいよいよ核心へと。
一度きり。
そこから生まれる一つだけの指輪があります。
制作編