まだ寒い日が続くけれど、島には春の風も届き始めている。気が付かないうちに満開になっていたスモモの花。
もうそんな季節になったのですね!これからは新しい暮らしがスタートするタイミングでもある。花々の小さな躍動にインスパイアされつつ。
お二人の結婚指輪作りの始まりは、すももの花の下から。
お二人はアトリエのすぐご近所さんなのである。
何か通じるところを感じるのは、同じ空気感の場所に導かれたからなのか。
シャンパンゴールドとプラチナの素材をじっくりと選んでくれたり、歩いてサンプルリングを受け取りに来てもらえたのもなんだか島リズムでよかった。
こうして結婚指輪作りのお話をいただけると、新しい扉が開いて、素敵な出会いに巡り合い、また新しい屋久島ライフを楽しむことができる。
屋久島がずっとここにあるから、不思議な引力が働いて繋がりが生まれ続けるのだろう。
さて、今日はシャンパンゴールドとプラチナでつくる結婚指輪、その造形のファーストタッチを。
まずは彼女のシャンパンゴールドから。ゴールドにはふわりと大きな火を。
すっきりと細身の佇まいである。
炎を浴びて黒い酸化膜まとっているけれど、その姿の向こうに、お二人と一緒に作ってきたイメージがしっかりと見えている。
そういえば、ゴールドはなんとなく柑橘系のハッとする色合いにも似ているような気がするなあ。島ではタンカンの収穫が真っ盛りで、小さな金柑の姿もところどころでチラホラと。
島の暮らしで出会う小さな鼓動や息吹を、お二人の指輪にも感じられるようになればいいと思っている。
さあ、楽しい指輪作り始まりだ。
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