屋久島はノースサイド、
アトリエのあるサウスとは反対側の地域に暮らす友人に声をかけていただいて、
今、お二人の結婚指輪を作ってます。
同じ島でも北側と南側では
お天気も花の開花具合も、波の様子も、山々の見え方も
少しずつ違っているのが屋久島流でありまして、
こちらは雨だけど、今日のノースサイドはどんな具合かなあ、
大きな虹が出たけど、お二人も見たかなあ、
なんて思いを巡らせながら作業机に向かっていました。
アトリエから見えた虹。
山際に2重の虹が現れたときに
たまたまアウトラインのチェックをしていた彼のリング。
まるでお二人の結婚指輪作りが島の祝福を浴びてるようで嬉しかった。
それにしても虹に出会うと、誰かと感動を分かち合いたくなるものですね。
生まれてからずっとこの島に暮らす彼は今までどれだけの虹に出会ったんだろう。
屋久島に来た頃、しずくギャラリーのすぐ近くに住んでいた彼女は今日と同じ虹を見たことがあるかもしれないなあ。
少しずつ薄くなっていく虹を眺めながら、そんなことを考えていた。
さてさて、ここから少し時間を巻き戻して、アトリエです。
お二人に用意したプラチナ素材をリング状に加工していく場面。
作業中は木鎚や金鎚、プラスチックハンマーなど、
大小たくさんのハンマーを使ってリングを造形してゆきます。
最後に火を当てて、丸いリングとするのですが、
それまでの工程を動画に短くまとめて、インスタグラムにアップいたしました。
プラチナリング 作り、はじめの第一歩。
ハンマー中心の作業です。コンコン。
制作編