近所に自生するバナナの木があって、
今年は実がついているかな?と思い、茂みをぐいぐいとかき分けていったけど、体くらいある大きな葉っぱが風に揺られてるだけだった。
またまた暑くなりそうな1日の始まりだった。
上から順に
イエローゴールド 、プラチナ、イエローゴールド
2種類の金属、3本のリングを重ね合わせるように、コンビネーションリングを作ってます。
これからそれぞれの金属を接合するために、
バーナーの温度をおよそ780度まで上げていくところでありまして。
ここ一番の場面に没頭しすぎたのか、
夢中で真っ白の時間が数十分ほどあって、
気が付いた時は一つになったコンビネーションリングが出来上がっていた。
どうやら、うまくいったようです。すごく。笑
ちょこんと作業台にリングを置いて眺めてると、
なんだか成長過程を見てるようで愛おしくなるなあ。。
「プラチナとゴールドの境界線は出来るだけスムーズに、
柔らかにつながるようなコントラストをイメージしています。」
夏の始まりにしずくギャラリーでお会いした時、
結婚指輪の質感や雰囲気などなど、お二人の理想のを伝えてくれた。
表面をつるりと均一な面に。きめ細やかでつるりとした質感に。
そのようなテーマを抱きながら、
鉄鋼ヤスリ片手に次なる造形を進めていくと、
ゴールドとプラチナ、きらびやかな美しさが現れた。
ぐっと出来上がりのイメージに近づくことができて、ムッチャ嬉し。
スクエアシェイプ 、リング幅3.0mm、ゴールドでプラチナを挟み込むようなレイアウト。
彼の選んだデザイン。
彼と彼女のリングを重ね合わせてみた。
スクエアシェイプ 、リング幅2.5mm、ゴールドとプラチナの境界線が緩やかにカーブするレイアウト。
彼女の選んだデザイン。
二つの素材が重なり合って一つの指輪になって
指輪が重なって、また一つになっている。
リングを眺めてると、お二人のことを思い出して。
しばしポカポカした気持ちに包まれた。
出会うことって、素敵です。
夕暮れ時、作業をひと段落して散歩に。
ゴールドとプラチナもそうだけど、
海と空の境界線にはぐっと力強さを感じるものがありますね!
お二人の指輪作りもいよいよゴールが近づいてきた。
制作編
屋久島から大阪へ!2019年、夏の終わりのネックレス。コンビネーション結婚指輪作り3日目。窓の向こうに大きな虹が現れた。