2.0mmお揃いのラウンドシェイプとお揃いのプラチナと、サイズだけが違っているお二人の結婚指輪、とっても素敵。
もしかすると、パートナーとお揃いのものを身につける機会ってそう多くはないのかもしれない。結婚指輪はきっとその少ないアイテムのうちの一つだろうと思う。さらに、日々の暮らしとともに、ずっと長く一緒でいられるのも嬉しい。気がつけばなくてはならなくなっている結婚指輪だ。
ここから更なる装飾を彫刻してリングは出来上がりとなるわけだけど、またまたお揃いとなるその模様のことはもう少し先のお楽しみに。
初夏の屋久島ではお二人とお会いできた。
そして指輪作りも折り返し地点を過ぎたのかと、お二人と歩む制作の日々をほんの少し名残惜しくも感じながら。
晴れ、ときどきスコール。屋久島の夏を丸ごとかけた結婚指輪作りだと思う。久しぶりに凄かった嵐が過ぎ去って、何もなかったように島はまた最高潮の暑さに包まれている。この頃はすっかり昼間に出かけることが少なくなっていた。日中はアトリエにこもって、夕暮れどき涼しくなると海に出かけるリズムだったからだ。
けれども、どうしても爽やかな真昼のブルーが見たくなって、指輪の造形作業がひと段落したところでノースに車を走らせて眺めたワンシーン。
屋久島の夏にありがとう。一度だけしかない、指輪作りの日々にありがとう。
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