屋久島サウスのアトリエです。今日は彼女のリングの造形作業。丸さと柔らかさを彼のリングと近しくする。手触り感もそう。サイズも微妙な寸法も違って作るのだけれど、結婚指輪が出来上がって指につけてみた時に、初めてお互いがぴたりとお揃いになるようにと。
お二人は鹿児島に暮らしていたので、この南国感もきっと馴染み深いだろう。島ではスコールもしばしばだし、ハイビスカスもビーチで眺めるサンセットも、いつも鮮やかな色に満ちている。抑揚の効いた真夏のリズムに包まれて結婚指輪を作っているようだ。
嵐が去った朝の庭先にはまた強い日差しが降り注ぎ始めている。
昨日降った雨の名残は植物たちに宿り、しずくの輝きに変わった。そしてチョウチョたちもみんな帰ってきたので、とてもきらびやか。この多彩な表情が豊かさなのだとすると、プラチナの持つ輝きや色彩もまた、同じ大地のかけらなのだと思わずにいられない。
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