プルメリアは螺旋状に花開くところが良い。
庭先では今年初めてとなる開花に心が躍る。
考えてみると、ジュエリー作りのインスピレーションは島の暮らしの中に出会うことがほとんどなのだけど、
植物や、貝殻、渦巻銀河や台風も、螺旋状のフォルムにはずっと魅せられている。
永遠のイメージ。巡りゆく時間。リズムとハーモニー。
リングのプロトタイプをデザインしたときに、このような言葉を残しています。
“リングの表面に緩やかな斜面を施して作った、お二人のオリジナルデザイン。
切り込み模様はリング1周の半分ほどが表面に、残りは側面から始まっていて、全体で螺旋を描くように仕上げました。
巡りゆく美しい時間といいましょうか。
偶然のような、必然のような、お二人の出会いにインスパイアされて生まれたデザインです。”
お二人の結婚指輪作りはシャンパンゴールドの表面をやすりで削り始めたところまでを書きました。
お二人との指輪作りの始まりには、お気に入りのデザインの画像をお送りいただいたり、お二人の出会いのお話をしたりしながらインスピレーションを共有したのだけど、
かなり早い段階で、もうこれしかない!とデザインが降りてきたのをよく覚えている。
ほとんど直感だったようにも思う。けれども、そこには不思議なくらい確信めいたものがあって、その衝動に突き動かされるように、今日も作業机に向かっている。
柔らかな手触りと。
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