黄色い冬!いつもよりあたたかい冬!
タンカンの実も大きくなってきた。
アトリエを出て屋久島のサウスを車で巡ると、窓の向こうに黄色いつぶつぶが目に入ってきて、元気な気持ちになる。
ああ、また今年もこの季節がやってきたのだ。ありがとう。
ちょうど今日から新しいジュエリー作りが始まることもあって、
また一つ新しくなった季節に、オレも!と志を新たにした。
sunset light and 18k champagne gold
これから作り始める結婚指輪の素材を木漏れ日の下で眺めていると、
夕暮れ時のオレンジ色の光と同調しているように見えた。
お二人にはシャンパンゴールドを用意いたしました。
彼女とは不思議なご縁がありまして。
5年ほど前に、ほんの数十分ご一緒してお話しさせていただいたのですが、
僕のジュエリーを今までずっと覚えてくれていて、
ご結婚されるタイミングでわたしに声をかけてくれたのです。
もちろん、その当時は今の未来を予想していなかったわけだけど、
今から逆にその当時を辿ると、
ああ、そうだったのか、なるほど、と納得できることもあったりして。
繋がりってホントすごいと思う。
点であったことが、長い時間をかけて、細いけれど確かな線になっていたのだから、
そう思うと、今、この瞬間がとても大切なものに思えてきた。
そんな指輪作りのエピローグ。
妙に確かなご縁を感じながら、ここまでお二人と打ち合わせを重ねてきました。
メールを頂いた時、ちょうどわたしが島から大阪に渡っていたので、久しぶりに彼女とお会いしたのですよ。
まずはメンズのリング作りから。
彼は森の中でお仕事をされているということなので、
自然の木々の色にも近しいシャンパンゴールドの色調が溶け込みそうだなあ。
シンプルなラウンドシェイプのリングを造形してゆきます!