屋久島では、1ヶ月のうち35日雨が降る。
そんな風に言われている。
特にここ最近、アトリエのある屋久島サウスでは激しい雨が降り続いている。
バケツをひっくり返して、水の中に暮らしているように感じるほどの雨、雨。
このような日が私は大好きで、
激しく雨が降る日は決まってアトリエの作業机に向かって過ごすことにしています。
雨音に包まれると、心がとても安らぐのです。
今日から新しい結婚指輪作りが始まりました。
お二人が香港からしずくギャラリーに来てくれたのは1ヶ月ほど前のことでした。
春の穏やかなヒカリいっぱいの日でした。
素材はプラチナです。
この銀白色で、コントラストの高い色調、
しっかりとした重みも感じることができて、耐久性もあって、
わたくしも結婚指輪作りでは長く気に入って使っている素材なのです。
その質感に確かさを感じます。
まずは最初の第一歩。
プラチナに火を当てて、柔らかくするところから。
火を当てて、曲げて、金槌で叩いて、また火を当てて、、、
昔ながらの作業で工程は進んで参ります。
じっくりゆっくりと流れる時間。
1日の終わりに綺麗なリングとなって、ホッと一安心。
屋久島を旅して作る結婚指輪。
楽しいジュエリー作りは始まったばかりです!
お二人だけの指輪を、じっくりと丁寧に作りたい。