今日の朝焼け。
深まる秋に包まれた屋久島です。
まだ暗いうちに目が覚めて、本を開いて読んでいるうちに夜が開けるのが最近のペースで、
今朝は黄金色に輝く空を眺めながら、ちょうど今作り進めているゴールドのリングのことを連想していた。
ゴールドとプラチナを素材と選んで始まった結婚指輪作りはゴールドリングの形成作業が始まり、
火を当てて柔らかくなった金の素材をぐるりと丸く巻きつけて、その両端をつなぎ合わせて、一つの丸いリングを形作った。
火を当てて、丸めて、くっつける。
この3アクションを今まで何回やってきたかわからないけど、
無駄のなく少ないアクションで綺麗に出来上がると、未だに大喜びしてしまいます。
今回のデザイン、
有機的、素材感を生かすシンプルなスタイルで作り進めているんです。
というのも、
自然の中で農作業をしたり、環境に関わる活動をされているお二人とお話を重ねるうちに、
「長く、自然と共存することができるような指輪となればいいですね!」
そのような言葉が生まれてきたから。
自然と共存するような。
それなら、土から生まれたような無垢な質感を感じるようなデザインがフィットするだろう。
金属のありのままの表情を残しながら、それを気持ちの良いラインで仕上げよう。
お二人の暮らし、イメージからひと組の指輪が生まれた瞬間がありました。
ゴールドの方はメンズのリングとなるもので、
直線的で細身ながらもしっかりと仕上がる予定ですよ!
あと少し、これからじっくり作業を進めてまいります。