お二人の結婚指輪が出来上がり、夏が過ぎ、また新しい風が吹き始めました。
木漏れ日の中で眺めるシャンパンゴールドが喜びを表すように煌めいていました。
夏の始まり。
お二人とは屋久島のアトリエで、お会いできました。
この日に合わせてお作りしたお花のエンゲージリングが、とっても素敵にお似合いでした。
そして、指輪作りが始まったのは、島に毎日スコールが訪れる、真夏のことでした。
毎日虹が出ていたような気がするし、ハイビスカスやプルメリアがいっぱいの、素敵な南国の日々でした。
思えば、海をこえて、婚約指輪作りから始まったオーダーメイドだったので、こうして結婚指輪が完成して、なんだか少し名残惜しいような気もするけれど、これからが新しい始まりなのですね!
これまでずっとありがとう!
屋久島から、希望に溢れるお二人の未来を思い描きながら。
木漏れ日の中で眺めたシャンパンゴールドのリング。
台風から届いた風がシダの葉を揺らし、その合間から、時折、夏の名残を感じさせる強い光が差し込んでいました。
お二人が選んでくれたのは、シンプルなラウンドシェイプのデザインです。
リング幅を2.3mmと1.8mmにして、お揃いでお作りいたしました。
この柔らかで親密なつけ心地を、お二人に感じていただくのが、とても楽しみです!
それにしても、優しい風合いを持つシャンパンゴールドは、緑によく馴染みます。
きらきらと、夏の光を受けて静かに輝いています。
その喜びにも満ちた情景が、まるで島からの祝福のように感じられました。
重ね合わせたリングの内側に、繋がるように彫刻をした、2本のシダの葉。
その両脇に添えたお二人のイニシャルと記念日と。
確かに、装飾品としてのジュエリーではあるけれど、結婚指輪となると、その形の向こう側に、たくさんの意味が込められているように思います。
自然の中で過ごすことが大好きなお二人です。
この小さなリングの中には、お二人の大切な想いが、どこまでも広がっています。
日々の暮らしの中で、シャンパンゴールドの輝きを目にし、心に響く瞬間が訪れると、嬉しく思います。
島の南方沖を通り抜けた台風は、季節を少し新しくし、シダの葉はまた強い緑を取り戻しました。
こうして私たちは、新しい始まりを繰り返していくのかもしれませんね。
2本のリングを眺めていると、日々味わいを増し新しくなり続けると素敵だろうと、しみじみ思いました。
屋久島から心を込めて、お二人に。
ご結婚おめでとうございます!
またいつの日か、お会いできる日まで。
楽しい指輪作りをありがとうございました。
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