お二人にお届けする結婚指輪を眺めているとき、
庭先に突然のスコールが降り注ぎました。
それはまるで祝福の紙吹雪のように二つのリングに華やぎを添えてくれました。
ポツリポツリ、柔らかな屋久島の音にも癒されました。
台風もやってきたし、お二人とは熱帯のムードを共有できた。
沖縄と屋久島を紡ぐ結婚指輪作りを愛おしく思いながら。
机に向かって作業をするのは短いかもしれないけれど、
オーダーメイドのジュエリー作りでは
ジュエリーに出会ってから今までだったり、お届けしてからの時間は本当にたくさんあったりします。
この季節は台風がやってくるし、スコールも凄いし、それでも島の暮らしにはずっと魅せられていて、同じ南の島に暮らすお二人とは熱帯のリズムで繋がっているのだろうな。
海を隔ててはいるけれど、大切な気持ちを分かち合うことができる仲間がいるような気がして嬉しくなるのです。
いつもありがとう。そしてこれからもよろしく。
屋久島の雨に包まれたアトリエより。
シンプルな結婚指輪だからこそ大切にしたいことがありました。
リングの内側には、お二人が字体を選んでバランスを相談してデザインした文字を刻みました。
お二人の想いが寄り添うと、
シルバーリングは世界に一つだけのものになる。
そのような瞬間にご一緒できて幸せでした。
お名前と日付も、シダ模様も。
表には見えないものかもしれないけれど、胸の奥の方にグッと響くものがあるのです。
彼の3.0mm幅 彼女の2.3mm幅
シンプルなラウンドシェイプのリングです。
シルバーに漂う軽やかな輝きにわたしもずっと夢中です。
雨上がりの光を受けてとても爽やかに見えました。
柔らかな手触りと力強さと。
南の島でのアクティブな日々の中でご安心してお使いいただけるように、
いつもよりもほんの少しボリュームを持たせて仕上げました。
新しい時を刻み始めたお二人の暮らしにずっと寄り添ってくれますように。
雨が上がって太陽の強い日差しが降り注いで、空を見上げると虹を見ることができました。
それはまるで夢を見ていたような、ほんの束の間の素敵な出来事でした。
お天気だったり木々や空に願う、というのもアイランドスタイルなのでしょうか。
お二人の幸せを思わずにはいられませんでした。
いつか屋久島にもいらしてくださいね。
ご結婚おめでとうございます。
楽しい指輪作りをありがとうございました!
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