オーダーメイドでの結婚指輪づくり。
お二人のデザインが決まって、
好きな素材も見つかったし、
いよいよ指輪作りが始まる前にもう一つ。
大切にしたいポイントがあるんです。
二人ともにマット仕上げにしようか。
鏡面仕上げと凸凹仕上げ、それぞれ好きな質感で仕上げるのも楽しそう。
せっかくのオーダーメイドですから、
金属の質感もこだわりたい。
今日は結婚指輪、表面仕上げのいろいろについてのお話しです。
ケースに並んだ6本のシルバーリング。
同じシルバーなのに、表面仕上げに変化を持たせると、
こんなにも表情が違って出来上がる不思議。
今日のラインナップはこのようになりました。
上段、右から左に
鏡面光沢仕上げ
手磨きピカピカ仕上げ
マット仕上げ
梨地仕上げ
下段、右から左に
キラキラ仕上げ
槌目仕上げ。
では、一つずつ参りましょう。
鏡面光沢仕上げ
遥か昔、太古の民族は磨いた金属に自分の姿を写していたのだという。
金属は最大限まで磨き上げると、周りの世界を写す性質があります。
光も輝きも最大限に表現されるので、
繊細なボリュームのリングでも、手元がキラリ、華やかな印象に感じられます。
マット仕上げ。
有機的で、自然を感じる風合いなのですよね。
屋久島の海や山々、植物をモチーフにするジュエリーともフィットして、わたしも大のお気に入り。
これまでたくさんのジュエリーをマット仕上げで作ってきました。
マット仕上げもグッとくるし、鏡面仕上げも素敵だし、
その間くらいがあればいいなあ。
正直迷う!と思った皆さまに、、
こちらの表面仕上げはいかがでしょうか?
手磨きピカピカ仕上げ
鏡面仕上げは電動の機械を使って、光沢を最大限に表現します。
それに対して、こちらは
紙やすりを使って、手作業で、光沢を最大限に表現します。
ピカピカと光沢を感じるのですが、どこか優しい風合い。
手作業の丁寧さも感じられる質感を大切にしたい皆さまにオススメの表面仕上げです。
3本のリングを並べてみた。
左:マット仕上げ
中央:手磨きピカピカ仕上げ
右:鏡面光沢仕上げ
いかがでしょうか?
リングは使ううちに小さな傷もついてきますので、
そんなこともイメージしながら選んでみてください。
さらにさらに、
マット仕上げはもう一段階深いものがありまして。
こちらは梨地仕上げ。
非常に細かい砂をリングに吹き付けるので、表面に粒状の凹凸ができています。
マット仕上げは使ううちに、どうしても摩擦で光沢を帯びてきてしまうのですが、その中でも梨地仕上げはマット感の持ちが良いです。
絶対マットが好き!とマット感こだわり派の方におすすめ。
金槌で叩いて凸凹模様を施した、槌目仕上げ。
動きの中でキラキラと星のように輝く、キラキラ仕上げ。
いやあ、金属ってほんと面白いです。
組み合わせは自由自在で、鏡面仕上げの槌目仕上げ、なんてのもできたりします。
こんなにもバリエーションあると、よけいに迷っちゃいますよね(すみません笑)
でもきっと、
リングを前にすると、
お二人に合った質感や雰囲気のリングにスッと手が伸びるはず。
まるで、最初からその素材や質感がお二人のために準備されていたみたいで、
本当に不思議なんです。
しずくギャラリーでももちろん、
遠方の皆さまにはサンプルリングをお送りしますので、
ぜひ手にとってみてください。
お二人の“好き”が形になって、指輪が出来上がりますように。
オーダーメイドのご相談はこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547