昨日の夜にシャンパンゴールドのリングが出来上がり、
日付が変わった翌朝のこと、
2本揃った指輪を屋久島の緑の中で見てみたい!と思い立ち
アトリエの庭に指輪を持ち出してみた。
紫陽花の隙間から差し込む光の下で2本の指輪を眺めていると、
お二人としずくギャラリーでお会いしたこと、
初めて彼が電話してきてくれたこと、
指輪を作っている間に屋久島は梅雨入りして紫陽花の花が咲き始めたこと、
この1ヶ月のあれこれが思い浮かんできた。
お二人がしずくギャラリーに来てくれたのは
今月初めのことでした。
挙式が6月に控えているということで
お二人とはギャラリーでお会いするまでに
お電話でデザインのお話を進めていたのです。
お互いを重ねると、ほら。
ピタリと合わさるとなんだか嬉しい。
彼の指輪が22号
彼女の指輪が10号
お互いが違う何かを持っているからこそ、
補い合えるフィーリングがあるのだろうと感じた瞬間。
リング幅は同じ1.8mm。
素材にはシャンパンゴールドとプラチナ選び、
表面を金槌で叩いて有機的な質感を与えると、
出来上がった指輪が
2本で一つの作品のように見えました。
1.8mm platinum900, 18k champagne gold
指輪作りで大切にしたのは、お二人の物語。
屋久島のこと、これから始まる生活のこと、
お二人の暮らしに寄り添うように
デザインや素材をじっくりと選びました。
代々受け継がれる醤油蔵の若旦那である彼と
屋久島でお仕事をされていた彼女。
出会いってすごいと思う。
偶然の出来事が、
なぜかいつも必然のように感じてしまうのだから!
最後に、今満開の紫陽花をお二人に。
結婚式の日はそちらでも紫陽花満開になる頃かな?
ご結婚おめでとうございます!!
楽しい制作をありがとうございました!