こちら屋久島はまだまだ暑い日が続いているけれど、庭先で迎える朝の中に、ドライブ中に眺めた夕暮れ時の空に、「あれ、少し空気が変わったのかな」と思う瞬間が時々あります。
晩夏、というところでしょうか。
色鮮やかだった熱帯の日々を通り抜けて、ほんの少し立ち止まってみると、
わたし自身も新しい気持ちに包まれていることに気がつきました。
それは朝の光のように澄み切っていて、なかなかに爽やかな心地なのです。
季節はほんの束の間の呼吸もたらして、やわらかな癒しを与えてくれました。
それはリスタートする、というフィーリングなのかもしれません。
これから新しいジュエリー作りを始めるには、とても素敵なタイミングのように思えたのです。
作業机に向かう前には庭先で彼女が選んでくれたピンクゴールドを眺めました。
生垣を通り抜け庭先に差し込む陽光に包まれて、ピンクゴールドはまるで光のかけらのようにも見えました。
お二人に結婚指輪をお作りして、ご家族が増えて、ベビーリング作りのお声がけもいただきました。そしてあれから10年の月日が流れました。
ご結婚10周年、ありがとうの指輪作り。
ご家族の幸せな気持ちに包まれながら、最初の第一歩を踏み出しました。
昔ながらの手作業が好きで、
島の時間に寄り添いながら、ついつい回り道もするかもしれないけれど、
日々の何気ない喜びもまた、一つだけの指輪が生まれるエッセンスになるのかもしれませんね。
屋久島の季節と共にあるジュエリー作りを一緒に楽しみましょう!
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