島に大きな被害はなく、台風は西の大陸へと過ぎ去ってゆきました。
雨上がりの朝にはいっそう力強くなった太陽の光が降り注ぎ、夏本番の再開を告げています。
台風が近づくと、空気が変わるというか、印象的というか、
島がいつもとは違ったムードに包まれるのですが、
エンゲージリングの制作もまた、その美しい日々と共にあったように思います。
庭先ではハイビスカスが一斉に開花をし、それを待ち望んでいたみたいに、チョウチョたちが集まってきました。
静かだけれど、力強く移ろう季節に足並みを揃えるようにして、お二人の婚約指輪作りもひと段落をいたしました。
リボンを結ぶように、軽やかに造形いたしました。
ピンクゴールドとプラチナの輝きを、夏の緑の中で眺めて。
左のプラチナが彼のリングで、彼女には細いリングを2本お作りしています。
3本のリングが少しずつ変化をしながら繋がってゆく。
言葉ではうまく言い表すことが、ずっとできないでいたけれど、
彼と思い描いていたのは永遠のイメージなのかもしれません。
細くてシンプルなリングだから、金属の表面は断然光沢仕上げをお勧めいたしました。
これはわたし自身のことなのですが、
光沢仕上げのリングを身につけていると、光そのものを纏っているようで、なんだかとても励まされます。
この美しい輝きが生まれた大地と繋がっているのだと思うと元気が出てくるのです。
金属は長く使っても、磨き直すとまた当初と同じ輝きを取り戻すことができるのが凄いところだと思います。
台風が去り季節が新しくなるように、何かの節目にお磨き直しをして、リフレッシュするのも楽しいですね!
まだ完成はもう少し先のはずなのに、お二人の未来を思い描いてワクワクしている自分がいます。
いつもありがとう。
出来上がりはまた別のお話で!
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制作編