屋久島サウスのアトリエです。
1ミリほどの小さなゴールドをピンセットで挟んでリングに一つずつ接続してゆく。おそらく数時間くらい?
ただただひたすらに同じ工程を繰り返してゆく、宝飾の作業がとても好きです。
細やかな作業に長く集中できるのは、やっぱり屋久島の癒しによるものが大きいのかもしれない。
窓の向こうに澄み切った冬を眺めながら、作業机に向かっている。
宝飾品の制作はどうしても工程のたくさんある長い時間となってしまうのだけれど、冬休みのジュエリー作りのようで楽しい。
雪も降ったし、緋寒桜も咲いた、スミレの姿もちらほらと。
島の季節がお花のエタニティーリング作りを盛り上げてくれている。
海まで車を走れせている時に道沿いにナノハナもたくさん咲いていて、むっちゃ寒かったけれど、なんだかとても心あたたまった。
そんな何気ない屋久島の空気感も一緒にお届けできればと思う。
さて、今日も作っている。
ゴールドリングの土台が出来上がったので、ここからはプラチナの花を並べてゆく。
一つずつ一つずつ。
寒い日は空がクリアなのでまだ寒くあってほしい。
リングのモチーフになっている紫陽花もそうだけれど、菜の花も集まっている感じがあって好き。
造形の美しさも、スムーズなアイデアも、自然の中に全てがあるのだなと思う。
次にふさわしい形の花を選んで、バランスをとりながら並べていって、ここにきてリングが華やかさを纏い始めてきた!コツコツと長い作業が花開く瞬間である。
まるで冬を越して開花を迎える瞬間みたいだなあと心も躍る。
今から生まれる一つだけのバランスが生まれてくるので、
くるりと花がリングを囲むところもお楽しみに!
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