18k champagne gold “wave ring”
島のリズムを感じて作った結婚指輪。
素材はお揃いのシャンパンゴールド。
少しずつ微妙なバランスを変化させながら、彼と彼女のオリジナルに仕上げたリングで、これまでお二人とLINEで交わしたデザイン話が蘇る。
リングはゴールドの地金をバーナーで焼きなまして、叩いて曲げて、また火を当てて接続、ヤスリでガリガリと造形を進めてゆきました。
じっくりと。昔から変わらない手作業です。
作業はここから先へと進む工程を控えているのだけど、
リング自体の造形はここでひと段落したので、一旦じっくりとここまでのリング作りを眺めてみよう。
お二人とお会いしたのは3月のしずくギャラリーでした。
屋久島でお仕事をされていた彼女と、島を発つことになって彼女を迎えに来てくれた彼。
庭では春の花が咲き始めて、希望に満ちた時間だったなあ。
ギャラリー横に流れる小川の音や植物の緑色も、空の広さも、あの時の色々がみんなわたしたちに伝わっていて、指輪のデザインにも波及しているのだと思うと、この小さなリングにどこまでも大きな広がりを感じずにはいられない。
そして、この先お二人の手に届いてからまた新しい物語が広がるのだろうと、
一滴の雫がやがて大きな波紋を起こすようなイメージを思い浮かべている。
もしかすると、お揃いのものを持つことって、場合によっては結婚指輪だけなのかも。
同じように柔らかなカーブを与えた2本のリングを重ね合わせると、ピタリ。
出会うって素敵です。
最初はシンプルなラウンドシェイプ にする予定だったけど、相談会の最後に切り込み模様のデザインが目に入って、「あ、これ素敵ですね!」ときらめきを得た瞬間もありました。
今となってはデザイン作りの色々も、かけがえのない思い出です。
作業が落ち着いて、ひと休みの雨。
しずくのポツリポツリに癒されたー。
奄美まで梅雨入りしているので、こちらもそろそろかなという雰囲気です!
屋久島は雨の量も木々の営みも勢いが圧倒的で、自然主役がですものね。
せっかくなので、その一部になってジュエリー作ろう。
そちらもそろそろ雨でしょうか?皆さまも素敵な1週間を♪
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制作編
出会い編