屋久島サウスのアトリエです。庭先に白いハイビスカスが咲いて、島には夏がやってきた。風もあたたかだし、雨も激しくて南国のスコール感がある。
白のハイビスカスは旧しずくギャラリーからアトリエに移設した植物だったので、ここでの新しい活動も整いつつあるなと胸を高揚させながら。
オーダーメイドのジュエリー作りでは数ヶ月間、島の季節を共にしながらデザイン作りや制作の時間を歩むことができて楽しい。お二人には春先に婚約指輪をお届けしたので、椿が咲き冬の頃からの制作になるのかあ。デザインや素材選びだったり、サイズの微調整も、いつも慣れない作業にご一緒いいただいてありがとう。
プロポーズの日には、彼女の大好きな花を手渡すように。ミモザの花をモチーフにしてお作りしたエンゲージリングのお話 #屋久島でつくる結婚指輪
結婚指輪作りの始まりは深い梅雨のトンネルを彷徨うように。
さて、そろそろヒマワリが咲き始めているだろう、屋久島の強い日差しを庭先で、窓の向こうに感じながら、今日も作業机に向かっている。
彼女が選んでくれた素材はシャンパンゴールド。火を使いながら柔らかくして、くるりと曲げる。作業中は黒い幕に覆われている。
そしてまた火を当てる。小さいけれど、伝わってくる金属の確かな響き。
造形のひと段落したリングを太陽の光で眺めて。リングを包み、跳ね返る夏の光が眩しい。
並べるとこんなにもサイズが違っていたのか!出会うってなんだかとても、素敵なことだなあ。お二人はどんな夏を過ごすのだろう。ずっと海の向こうを思いながら、今日の作業はここまで。明日もまた、暑くなりそうだ。
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