庭先に飛び交い始めた蝶々と雨のしずくを眺めながら、お二人の結婚指輪を作っている。梅雨と夏の間を彷徨っているなあ。
夜の間にざーーっと降って朝に晴れるのが屋久島流。朝露が輝いている。
ファーストタッチは酸素トーチの炎でプラチナを柔らかにするところから。
それでも彼のリングはとても硬くなることは覚悟していた。少しずつ。
少しずつ。力を入れて丸く造形をする。
ここからはもう戻れない。一度だけの作業だ。
プラチナ片のきらめきや
トーチの炎やら、光るものに心を奪われるのはなぜだろう。
金属は叩いて締めて強くする。ずっと長くお二人の暮らしに寄り添ってほしい。
くるりとリングになったプラチナを前にこれまでお二人と一緒に歩んできた道のりを思う。
いよいよイメージが形になり始めたな、と今日1日の作業を振り返りながら。
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制作編
シャンパンゴールド、プラチナ、雨上がりの屋久島。お二人の結婚指輪作りが始まる朝に。 #屋久島でつくる結婚指輪 #オーダーメイド
エンゲージリングはミモザの花をモチーフに作りました
プロポーズの日には、彼女の大好きな花を手渡すように。ミモザの花をモチーフにしてお作りしたエンゲージリングのお話 #屋久島でつくる結婚指輪