屋久島サウスの冬は山茶花が咲いて、ツワブキの黄色い花もいっぱいで、光溢れる日々のはずなのに、何故だか「寒いねー」と会う人会う人と挨拶を交わすのも島暮らし流かもしれません。
15年南の島に暮らしているとずいぶん寒さに弱くなっているようにも思います。
岩手では雪も降っていてそろそろ冬本番と言っていたけれど、本物の寒さなのだろうなあ。
はるか遠く、北国に思いを馳せながら彼女にお届けする指輪を作り始めています。
お二人に結婚指輪をお届けしてから3年半の月日が経って初めてお会いできて!本当に嬉しかった。
屋久島まで来てくれてありがとう。
距離を超えて長いお付き合いができるのはオーダーメイドの素敵なところだと思います。
たしかにジュエリーは飾るものではあるけれど、
節目節目の想いを刻んでおく印のようなものでしょうか。はるか昔から祈りのような役割も果たしてきているように感じています。
それは石であったり、植物や動物をかたどるレリーフであったりすののですが、
どちらかというと、そういった心に響くところに魅せられてジュエリー作りを始めたように思います。
ずいぶん昔大好きだったインディアンジュエリーを身につけていると、心安らかだったのをよく覚えています。
「今日も精一杯やろう、大丈夫だ」と。
そのころに感じていた癒しのようなものを、屋久島でジュエリーを作って誰かと分かち合うことができれば良いな、と思ったのです。
彼女にお作りしているのは島の暮らしで馴染み深いシダの葉をかたどるリングです。
なぜシダの葉なの?と言われても、それはわからない 笑。
どこか胸のずっと奥のほうに響く何かが、そこにはあるのかもしれません。
冬が始まる頃から少しずつ作り進めていました。
プラチナのリングにイエローゴールドの葉っぱの組み合わせ。
初めてだったけれど、こんなにも素敵だなんて!
想像を超えた何かに出会うことができるから、素材選びからご一緒するジュエリー作りはすごい。
嬉しい発見にありがとう。
ワクワクと、子供心で作業机に向かっています。
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