いま、あの場所に行くと美しい情景に出会うことができるのでは、と閃くことが時々ある。海を望む岬の先端まで急いで駆け上がる儚さも素敵なのだけれど。
月夜に導かれたのは、きっと月のジュエリーを作っているからだろう。インスピレーションに引き寄せられるように進んでゆくオーダーメイドの時間だ。一人だけでは辿り着かない場所があるように思う。
素敵な出会いにありがとう。今日も屋久島にありがとう。
月のモチーフが大好きで、これまでもたくさん作ってきたけれど、夜光貝のジュエリーはその色彩がいつも新しい。まさにこれが自然の素晴らしさだろう。世界に一つだけの輝きだと思う。
一度きりの指輪作りだ。今回はどんな色が浮かび上がってくるのだろう。いつもながらにドキドキしながら作業机に向かっている。
約8mmほどの小さな月。けれども指先に纏うととても印象的で不思議な魅力に包まれる。小さく輝くものに心奪われるのかもしれない。
角度を変えるたびに変化する色彩が楽しくて、ゆらゆら。
もう少しで半分くらいになりそうな月の明かりは海に光の絨毯を作っていて、最初は気がつかなかったけど、目が慣れてくると空に星の煌めきをたくさん見つけることができた。水平線に灯っているのは船の灯りかな?もう八時を過ぎているのに、なんだかアットホームであたたかい。雲は流れ、遊ぶように雲を隠しては去ってゆくし。光って本当に素晴らしいなと改めて感じることができた。
半月と海、星空か、お気に入りのシーンがまた新しくできた!
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