一見はシンプルなプラチナリング、でも実はさりげないこだわりが。
そんなデザインを支える仕事部分があります。
ゴールドとプラチナの塊からたくさんの工程を経て、月の指輪が出来上がるまでを映像でまとめてみました。
コンコン、ガリガリ、ジュワッと、全て昔ながらの手作業で進んでゆく工程です。
最初の第一歩
まずは素材のイエローゴールドに火を入れて焼きなますところから。
柔らかくして手を加えて、また硬くする。
そんな作業が何度も繰り返されてゆきます。
ゴールドでリングの形成する!
焼きなましたゴールドをリング状に形成してゆきます。
タッチを少なくして、必要な力だけを加えると仕上がりも美しく。
職人の腕の見せ所はもう始まっておりますよ。
もう一つの主役登場!
一見はシンプルなプラチナリング、でも実はさりげないこだわりが。
月の指輪は薄いプラチナの膜で包まれています。
異なる二つが寄り添い合うからこそ、お互いを補い引き立て合う事ってありますよね。なんだかパートナーシップのようでもあります。
さあ、これからが佳境です!
美しく美しく
うまく接続が終わり、一つとなったリング。
ガリガリと鉄工ヤスリを使ってアウトラインを形成してゆきます。
まだこの時点では表面も粗く、うまくいくのだろうかとドキドキ。
嬉しくも儚い工程
グラタンなら下ごしらえをたくさん準備した後、最後にチーズを載せてオーブンに入れる工程で、
写真でいうと、取材を重ねて現場で撮った写真を加工する場面、
あるいは蝶々が孵化する瞬間なのか。
月のカタチが浮かび上がる、最後の作業です。
いかがでしょうか?
火を使ったり、金槌で叩いたり、思ったよりもハードな動きに感じたのではないでしょうか。
全てを手作業で行なっているので、
今までにも何度も何度も作ってきたけれど、その都度微妙な変化が現れて、
出来上がりがオリジナルとなるのが素晴らしいところ。
わたしはこのような感覚的な作業、大好きです。
その変化に対応するように作業を進めていると、まるで生き物を相手にしているように感じる事があって、
ちょっとした温度や湿度、私自身のコンディション、たくさんの条件が交わって一つのものが出来上がると思うと、手作業がとても貴重なものと思えてきます。
月を愛する皆さま、星空を愛する皆さま、自然を愛する皆さま、シンプル好きの皆さまにお使い頂いているジュエリーです。
幅を広くしてみたり、
ダイヤモンドをセットしてみたり、
アウトラインを少し柔らかくしてみたり、
皆さまのスタイルに合わせてお作り出来るのも嬉しいところ。
特別なジュエリーを作ってみませんか?
お問い合わせ
hpアットマークkei-jewellery.com
関連記事
月の指輪のbefore after 作業もいよいよ終盤です!今年もしずくギャラリーありがとう
月の模様が浮き上がる瞬間!月の指輪、今日で完成 のんびりムードの屋久島