結婚指輪を選ぶとき、お二人のアイデアや想いとデザインが重なり合う瞬間があって、
そんなときは、わたしもお二人の喜びを分けていただけて幸せな気持ちに満たされるんです。
お二人がしずくギャラリーに来てくれのは6月のことでした。
そこで、ほとんど直感的に、巡り合わせを感じて選んでくれたデザインがコンビネーションリング。
プラチナとゴールドを組み合わせたスタイルのものでした。
彼女いわく、
二色コンビを気に入ってしまったのは、2人が一緒に、隣りに居ることを私は連想したからとのこと。
「何年経っても、この始まりの気持ちを忘れないでいたいです。」
そのお話を伺って、巡り合いを感じ、感動してしまった。
ジュエリー作ってて、ホントに良かった!
雨降りの屋久島。
外はひんやりとしていましたが、とても暖かい気持ちに包まれながら、今日も机に向かい、しっかりと作り進めてゆきました。
今日は引き続きメンズリングの形成作業を。
鉄鋼ヤスリであらかた削り出したアウトラインを、
荒い番手のヤスリから始め、少しずつ細かくしながら造形を深めてゆきました。
ここまでくると、もうカタチは手の中に委ねられていて、
心の中にあるイメージと手を結びつけるようにしながら、ただただ作業を繰り返す。
手を加えるほどに新しい息吹を感じることができるのは最高に楽しい時間だ。
1日の終わりに、仕上がったメンズのアウトライン。
ラウンドスタイルとなって、波模様の切り返しがさらに柔らかく、有機的なものに感じました。
うん、いい感じです。
この余韻を保ちながら、
明日からはレディースの造形が始まります!
素晴らしい制作と、そしてお二人にありがとうございます。
ここからデザインが生まれた、大好きな海にありがとう。
屋久島にありがとう。