屋久島サウスのアトリエです。彼のリングは表面をほんの少しだけラウンドさせて造形する。鉄鋼ヤスリで柔らかな曲線を与えて。
同じシャンパンゴールドで2.0mm幅のリングでも、スクエアよりもほんの気持ちだけ柔らかな印象に、などなど、微妙な調整を楽しめるのはオーダーメイドならではだと思う。お二人はお揃いの素材、リング幅を選んでくれたけど、表面のラウンド具合はそれぞれのお好みに合わせることにした。少しだけ違っていると、寄り添った時により近しく感じるのが不思議。
まだお会いしたことはないけれど、どんなお二人なんだろうと思いを巡らせながら作業机に向かう日々だ。
みなさまからのリクエストからは思いがけないアイデアが生まれることもしばしばなので、出来るだけ余白を持って制作の道のりを歩んでいきたい。可能性をしっかりとキャッチしていたい。
さて、今日も雨音に耳を傾けながら手を動かしている。
シャンパンゴールドはどこか木肌のような色合いで。その奥に感じる静かな光。
作業の合間に庭先で深呼吸をしておく。
それにしてもよく降る雨だ。
植物の休まずに日々を積み重ねるところが好き。気がつけば追いつけないほど大きくなっているのだからすごい。オレも頑張らなくっちゃ、と眺めつつ。
2.0mm round-square in 18k champagne gold
今まで何ども作ってきたシャンパンゴールドの結婚指輪だけど、初めて出会ったカタチ。つけていただく方の数だけデザインが生まれるオーダーメイドのジュエリー作りはいつも面白い。
細身だけれど、しっかりとシャンパンゴールドの存在感があって、これは毎日が楽しくなりそうだ。シンプルなアウトラインも素敵だと思う。
彼のリング作りがひと段落したところで、今日はここまで。明日もまた、ジュエリーです。
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