屋久島サウスのアトリエです。海の向こうに暮らすお二人にお届けする結婚指輪作り。やっぱりシャンパンゴールドが素敵。細身のお揃い具合もいい。タッチを加えるたびに、お二人と一緒に作ったデザインが形になってゆく。
今回からリニューアルした作業場で制作を進めています。細やかなリクエストを反映してくれた福島木工さん、ありがとう。初夏のきらめきや激しく降り続く雨をを窓の向こうに眺めながら。
火を当てて柔らかに、木槌でコンコン、心地よい音がアトリエに響いてくる、昔ながらの手作業はこれからもずっと続いていてほしい。たくさん作れないかもだけど、ジュエリーを介してみんなと繋がっていたい。
そして、変わらないでいるために便利に変わっていくものにも助けられているなあ。
制作環境を求めて屋久島に暮らしているので、snsやメール、電話もLINEも、たくさんのツールでお話できるのはありがたい。お二人にはサンプルリングをお届けして素材やデザインも試していただいてここまでやってきた。
稲穂模様とシャンパンゴールドは初めての出会いでハッとした。黄昏時の風景がイメージに広がった。同じ“好き”を抱いている仲間と海を越えて出会うことができるのは何よりも幸せ。
両端をつなぎ合わせてリングになると、シャンパンゴールドはぎゅっと強く頑丈になる。
火を使う作業が無事に終わって一安心。ポコポコと洗い流される2本のリングを眺めている。
ゴールドもまた土の中にあったものなんだと感じることがある。きらびやかだけど、その奥にある柔らかな質感が指先から伝わってきて癒される。
庭先で新しく咲き始めた紫陽花を少し眺めつつ、
いよいよアウトラインの造形を進めていこう。まずは彼のリングから。スクエアよりだけど、柔らかなラウンド感、そんなイメージで。そろそろまた雨も降り始めそうだ。
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