こちらはほんの数日前の出来事。
雨交じりのいつものビーチで30分ほど波に乗って、
そこからアトリエに帰る途中、
鬼塚農園さんに立ち寄ると、
なんと、栗が店頭に並んでいて驚いた!!
今年最初の栗はインパクト大きかったようで、
これでもう最後の一袋となっていた。
隣には南国ピンク色のドラゴンフルーツなんかが並んでいて、
夏の風情もありますが、
秋っぽい茶色を前にして、
ああ、季節も変わるのだなと、気持ちを新たにした。
ちょうどこれまでの制作が終わって、これから新しいジュエリー作りが始まるところだったのも、タイミングの良さを感じた。
2019最初の栗は蒸し焼きといたしました。
季節よ深まって欲しい!
でも、夏よまだここにいて!
夏の終わりはいつも入り混じった心持ちになるものですね笑
最初の一粒をいただいて、
今日からまた新章です。
少し前のこと、シャンパンゴールドとシルバーで作ったリングの土台に
シダ模様の彫刻が施されて、アトリエに戻ってきた。
リング幅2.0mmほどの小さなキャンバスに精細にレイアウトするシダ模様は、
いつもレーザー彫刻という専門的な技術でその工程を進めています。
その作業は、わたしが描いた原案を一度データ化して、そのデータをリングにレイアウトして、レーザーを照射して地金を削り出す、というものでありまして、
こうすると超精密なデザインをクリーンに、そして深く、リングに彫り込むことができるんです。
今回の模様は彼のリングに大きなシダを。
彼女のリングに小さなシダを。
2本のリングが揃って一つの図柄となるようにと、
お二人とわたしでシダ模様の大きさやレイアウトの調整を重ねてきたので、
こうして出来上がった彫刻を前にすると、デザイン作りのあれこれが蘇ってきてグッときた。
お二人がしずくギャラリーに来てくれたのはゴールデンウィークのことでした。
初夏のようだった日差し。水のキラキラに包まれた相談会が懐かしいなあ。。
作業はいよいよここから大詰めに。
リングの造形を進めて参りますよ。
夏の終わり、秋の始まりの結婚指輪作りです。
シダの葉っぱのように柔らかで、そして凜とした指輪を作りたい。
制作編