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しずくのしずく、という名前のネックレス。雨の屋久島、小さなジュエリーが出来上がりました。

屋久島雨のしずく

今日はしとしと雨降りの日。

しずくをかたどった、小さなジュエリーが出来上がりました。

 

オーダーメイドジュエリーの制作風景 しずく型のネックレス プラチナ、ムーンストーン 屋久島の雨のしずく

しずくのカタチの中に、もう一つのしずく。

枠組みはプラチナで作り、今回はムーンストーンをセットいたしました。

 

大きさは、しずく部分が約6.0mmほどとなり、

石枠のカタチがそのままデザインとなる、とてもシンプルなカタチに仕上がっています。

鎖骨のくぼみあたりに小さく落ちるスタイルのペンダントとしてちょうどよいボリュームではないでしょうか。

オーダーメイドジュエリーの制作風景 しずく型のネックレス プラチナ、ムーンストーン 屋久島の雨のしずく 角度2

シラー効果と言って、角度を変えると石の表面を色が移動してゆくように見えるのがムーンストーンの特徴なのです。

青い効果が見られるものを市場的にはブルームーンストーンと言い、同時に学名としてラブラドライトという由緒正しき出身も持ち合わせている。

 

「ずっと長くつけていられるようなネックレスに最近あこがれていて」

そんな声を頂いて始まった今回の制作。

「長くつけていられるような、小さくてシンプルなネックレス!?これは僕がずっと作りたかったジュエリーそのもののです!」

タイミングよくアイデアをいただいて、とてもエキサイティングなお仕事となりました。

長くつけてゆくためには、丈夫でいて、かつ繊細で、象徴的なスタイルとなればいいだろう。

そのようなことをイメージしながら出来上がったジュエリーは

とてもとてもシンプルなものとなりました。

 

角度3 オーダーメイドジュエリーの制作風景 しずく型のネックレス プラチナ、ムーンストーン 屋久島の雨のしずく

お気に入りです。

いつもインスピレーションを与えてくれる島の友人にありがとう!

 

あまりにもお気に入りとなりましたので、このデザインを定番のジュエリーとしたく思っております。

おそらく基本はダイヤモンド×プラチナ、もしくはダイヤモンド×ゴールドとなり、

ダイヤの大きさをお好みに合わせてお作りすることになりそうです。

大切な節目や誕生日、ご婚約、何かの記念のジュエリーにも良さそうですね。

ピンとこられた方はぜひご連絡をください。

いっしょに素敵なジュエリーを作りましょう。

 

詳細を明日にでもご覧頂けるようにいたしますので、そちらもお楽しみにしていてください!

 

楽しい制作にありがとうございました。

[結婚指輪の素材編]プラチナ、ホワイトゴールド、イエローゴールド。色合い、質感、コスト。

屋久島の海

海の表面に丸や楕円形をしたヒカリのたまりができるのがこの季節の特徴で、

その気になればほとんど毎日見ることが出来るのだけど、

出会うといつものように立ち止まってしまう景色。

まるで宇宙船が着陸してきそうな感じがしませんか?

あの場所まで歩いて行くと、すーっと空に向かって引き上げられそうな 笑

今日の屋久島は薄手のニット一枚でちょうど気持ちのよいくらいのお天気でした。

みなさん、いかがお過ごしですか?

 

 

アトリエの方では、

マリッジリングをお作りいただく際に比べて頂くための素材サンプルとなる指輪作りが進んでおります。

オーダーメイドマリッジリング サンプルリング プラチナ、ゴールド 屋久島でつくる結婚指輪

左側がプラチナ900,右側がk18ホワイトゴールド

こうして並べてみるとホワイトゴールドの色がやや黄色を含んでいることが分かるかと思います。

プラチナの方がシルバーよりの色で、

輝度、と呼んでいるのですが、ヒカリを発する度合いもホワイトゴールドより大きく鮮やか。

一方ホワイトゴールドは落ち着いたダークトーンというところでしょうか。

 

 

オーダーメイドマリッジリング サンプルリング プラチナ、ゴールド 屋久島でつくる結婚指輪

こうやってイエローゴールドとともに並べてみると、

ホワイトゴールドとプラチナが大きく分けて近しい色味であることも分かりますね。

 

ホワイトゴールド、プラチナともに、変色は無くお使いいただけて、

マリッジリングの場合は強度も同じくらいの配合として仕上げておりますので、

異なるのは色合い、質感、コスト、といったところとなります。

質感も金属としての組成が全く異なりますので、かなり違うのですよ。

しずくギャラリーにて、または郵送にてサンプルをご覧頂けますので、ご興味ある方はいつでも声をかけてください。

触った感じやつけた感じをぜひお試し頂ければと思います。

 

 

屋久島の桜

今年も緋寒桜が咲き始めたので、お気に入りの場所まで出かけてきました。

そういえばもうすぐ2月なのだなあ。

屋久島では冬の緋寒桜、春のソメイヨシノ、晩春の山桜と、

これから長いサクラの季節へと入ってゆきます。

屋久島の桜 アップ

サクラいいですね!

 

今日もブログにお越し頂きましてありがとうございました。

皆様もどうぞ素敵なフラワーライフを♪

[新作のご案内]屋久島の夜光貝を月のモチーフに。海と月のネックレス

月のネックレス 屋久島の夜光貝、ゴールド オーダーメイドジュエリー

出来上がったばかりのペンダントトップにゴールドの細いチェーンを通したところ。

チェーンを通す金具は見えない方がよりシンプルなフォルムと仕上がるだろう。

シンプルなフォルムであれば、より“月”を感じることが出来るだろう。

そのようなことをイメージしながら今回の制作を進めてゆきました。

角度2 月のネックレス 屋久島の夜光貝、ゴールド オーダーメイドジュエリー

裏側を見ると、底部分にたっぷりと分厚いゴールドの板を使っていて、

貝殻とゴールドプレートの間をチェーンが通り抜けていることがわかります。

こうしておくと、つけた時に月が胸元に浮き上がるように見えて素敵なんです。

角度3 月のネックレス 屋久島の夜光貝、ゴールド オーダーメイドジュエリー

月の大きさは約8.0mmほどでしょうか。

小さい割にゴールドのしっかりとした重みを感じることが出来て気持ちがよい。

これがデジタルカメラだったら、1グラムでも軽い方が良しとされるところなのですが、

ジュエリー、とくにネックレスの場合は程よい重さがある方が良し、

と僕は考えています。

つけていることをいつも感じていたいですものね。

高級感もあります。

屋久島の空、雲、光

この作品の名前は、海と繋がるような印象のものにしたいと思っていた。

この島で暮らすようになり、ほとんど毎日ビーチに足を運んでいると、

波の繰り返しや、訪れるうねり、潮の満ち引きが月のリズムにぴったりと寄り添っていることを感じ、

そのうちに、そのリズムと自分の中にあるリズムが同じように呼応していることが分かり、

そうやって周りを見渡すと、全てのものが呼吸をしているように思えてきました。

 

そして何より、この月は屋久島の海で採れた夜光貝を使って作っている。

月のネックレス 屋久島の木漏れ日 屋久島の夜光貝、ゴールド オーダーメイドジュエリー

「海の月 ネックレス」

大きなつながり感じながら作りました。

 

 

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屋久島に雪が降った! 大急ぎでしずくギャラリーへ行くと。

屋久島しずくギャラリー 雪化粧

「けいさん!ギャラリーが雪化粧でとっても綺麗ですよ!!」

朝一番に友人からラインメッセージをもらい、

大急ぎでしずくギャラリーへと向かいました。

屋根から壁、グラウンドまで全部真っ白なしずくギャラリーは初めてのこと。

薄く積もった雪を大切に、足跡を付けないように、ぱちり。

後ろに見える青空と緑がまた、屋久島流なのでしょうねー。

今年もしずくギャラリーが楽しみです!

こんなのがあればいいのにな!屋久島の夜光貝で新しいネックレスを作っています。

屋久島の雪

こちら屋久島にも、真冬がやってまいりました。

2階にあるアトリエから落ちてゆく雪を眺めながら、やっぱり少しワクワクしますね、雪。

全国的に寒い寒い一日となりましたが、そちらはいかがでしたか?

どうぞみなさま、暖かくしてお過ごしくださいね。

屋久島の山々 雪化粧

山々には雪。

こんな日は熱い飲み物がいっそう美味しく感じられますね。

僕はお茶やみそ汁を楽しんでいました。

月の形 屋久島の夜光貝 ハンドメイドジュエリー制作風景

新しく始まった月のジュエリーは、

夜光貝を綺麗に磨き上げて、大きさの違う3個の月が出来上がりました。

小さなパーツはネックレスとなる予定で、

これまでには作ったことの無いデザインとなるため、

少し進んでは頭のなかで作って、頭の中で進んだところまで実際に進んで、また頭の中で作る。

そのような牛歩的アプローチで事が運ばれております。

まだ見ない先を目指しながら手を動かすのは、小さな頃に模型を熱心に作っていた頃と全く同じ感覚になることが出来て面白いです。

 

こんなのがあればいいのにな!

ずっとそう思っていたようなネックレスを作ろう、という想いでこの制作を進めています。

シンプルに。シンプルに。

これから出来上がってゆく様子もぜひお楽しみに。

夜光貝で作る月のジュエリーは指輪、ネックレス、ブローチと揃うことになりますので、こちらもどうぞよろしくお願いします。

パンケーキ 屋久島日々の暮らしたジュエリー

こちらはパンケーキの月。

パンケーキにはバナナを敷き詰めて、お皿からはみ出るくらい大きく作るのがお気に入りです。

みなさまもどうぞ美味しい冬をお過ごしくださいね。

今日もブログにお越し頂きましてありがとうございました。

[制作記]月の色にもよく似ています。屋久島の夜光貝でジュエリー作り。

屋久島の椿

しとしと雨の屋久島。

寒波が近づいていているとは思えないほどの穏やかな時間の中、今日から新しい制作が始まった。

 

次の制作も月をモチーフとした何かを作ることに。昨日出来上がった月の指輪がとても印象的だったのだ。

ちょうど夜光貝を使ったブローチを頼んで頂いていたので、ブローチとそれに加えて新しくネックレスのために貝殻を削り始めた。

ハンドメイドジュエリーの制作風景 屋久島の夜光貝 月の形

「夜光貝で何かを作るのって、身を削るような行為なんですよねー」

少し前に誰かが言っていたのを、なるほどなあと思う。

月のカタチをかたどった後、確かに作業着や道具、机の上が粉で真っ白になっていた。

長い時間集中して作業が出来るように、

僕はいつもきちんとマスクをしながら机に向かっています。

角度2 ハンドメイドジュエリーの制作風景 屋久島の夜光貝 月の形

次なる月。

 

屋久島の海

いつものビーチでも、右奥に見える岩場の向こう側あたりを潜ると、

夜光貝がたくさん採れるらしい。

水深約5メートルから10メートルとのことですが、この深さで貝を見つけることが出来るのはよく訓練された人だけだろう。絶対!

潜る人、食べる人、ジュエリーを作る人、ジュエリーをつける人、

それぞれがそれぞれの場所で楽しんでいるのがいいですよね。

角度3 ハンドメイドジュエリーの制作風景 屋久島の夜光貝 月の形

夜光貝の色は月の色にもよく似ているし、

今日はその輝きが、中間の海の色を映したように見えました。

楽しい制作はまだ続きます。

ネックレスは初めて作るアイテムですので、楽しみにしていてくださいね。

 

今日もブログにお越し頂きましてありがとうございました!

[屋久島でつくる結婚指輪]プラチナリングにゴールドの月模様!月の指輪が出来上がりました。

オーダーメイドマリッジリング 屋久島の緑バック プラチナ、ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

“月の指輪” pt900,k20 yellow gold

月のリズムとともに。

月の指輪が出来上がりました。

 

メンズとレディースは全く同じデザインで、横幅や厚みを微妙に変化させて

お二人それぞれにフィットするように仕上げてあります。

サイズも、横に並べてみるとこんなに違うのですね!!

 

似ているからこそ、違いが分かりやすいような、

違っているから寄り添っていられるような、

パートナーって素晴らしいですね。

 

おめでとうございます!

楽しい制作をありがとうございました!!

 

 

屋久島の海

制作が一区切りしたところで、海へ。

今日は冬も一休み。太陽いっぱいで最高の時間を過ごし、

次なる制作のイメージもたくさん浮かんできました。

 

ここでは

月が海が、花や季節、水、僕たちもそう。鳥、森、果物、魚、

全てにそれぞれの周期があって、それらが全て複雑に関わり合っている。

 

月の制作がとても印象的だったので、

次も月にまつわる制作を始めようかなあ。

屋久島の海

お会いしたことのある方、

まだお会いしていない方、

いつもブログをご覧頂きましてありがとうございます!

このブログを通してたくさんのジュエリーが生まれてきています。

これからも楽しいジュエリー続けてゆきますので、またこちらに遊びにいらしてくださいね。

 

それではまたあした!

屋久島でつくる結婚指輪。月の指輪にまつわるストーリー 

屋久島の雨

こんにちは、みなさん。

いかがお過ごしですか?

今日の屋久島は冬も一休みといった具合で、

しとしと雨の穏やかな一日となりました。

 

この雨に包まれた感じがとっても気持ちが佳いのですよね。

気がつけばアトリエから一歩も出ること無く制作に没頭していた。

 

一番最初に“月の指輪”を作ったのはもう一年以上も前になるのでしょうか。

彼女はお花屋さんで、彼はバーテンダーのお仕事をされていて、

そんなお二人のライフスタイルに寄り添うようなデザインをご依頼いただいたとき、

昼と夜で時間帯の異なるお仕事をされていたのが印象的で、

そのお二人の時間を繋ぐような象徴となる“月”をモチーフにしてマリッジリングを作りたいと思いました。

なんだか、おとぎ話に出てくるようなストーリーでいいなあ。

月にまつわるストーリーは、たくさんの方々にとって素敵なものなのかもしれませんね。

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 プラチナ、ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

現れた一つ目の月。

ゆっくりゆっくりと月のカタチを掘り出してゆきました。

 

オーダーメイドマリッジリング 屋久島の緑バック プラチナ、ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

今日みたいな雨降りの夜は月が見えないこともあるけれど、実はそこに在る。

という感じもこのリングに似ているような気がします。

リズムとともに。

ハッピージュエリーですね。

 

今回の指輪をお作りするに至ったストーリーも、それは素敵なんです。

みなさまのストーリーもよろしければシェアしてくださいね。

そこからジュエリーが生まれると最高です!

結婚指輪制作記 手触りが気持ちの良い素材。

屋久島の虹

県道77号線を西に車を走らせて、

今朝もミドルビーチまで行ってきました。

この端の先にはお気に入りの“無人市”があって、

ホント目立たないシチュエーションに佇んでいるのですが、お野菜にしてもポンカンにしても、とても美味しいんです。

海にいり、今日は帰りにポンカンを一袋買ってアトリエへと戻りました。

 

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 プラチナ、ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

マリッジリングでお作りしている月の指輪。

作品が出来上がるまでは、

乱れて整って、乱れて整ってを繰り返しながらその工程が進んでゆきます。

 

シーン2 オーダーメイドマリッジリングの制作風景 プラチナ、ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

一日の最後に、ここまで綺麗に磨き上げて、

今日はここまで。

プラチナがとても、気持ちよかったです。

 

明日はいよいよ、月の模様を彫り込む作業へ。

これは後半の山場となりますので、

よろしければまた遊びにいらしてください!

今日もありがとうございました。

素敵な虹にありがとう。

土と火と。はるか昔から変わらない結婚指輪作りの手法とは。

屋久島の木々 差し込む光 

アトリエのある屋久島サウスはスカッと晴れ渡る青空が広がり、

この季節、そのような天気のときはとてもとても寒くなるのがお決まりとなっていて、

今日はついにアラレが降るほどの冷え込みとなりました。

 

屋久島 新芽

寒さがピークということは、同時に春に向かい始めているということなのだろうか。

木蓮の花芽も少しずつ大きくなってきています。

 

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 プラチナ、ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

さて、月の指輪の制作はゴールドのリングに加えてプラチナのリングが出来上がり、

その二つをこれから組み合わせようとするところ。

早くも現れた前半の山場に望みました。

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 バーナーの火 プラチナ、ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

プラチナのリングとゴールドのリングに火を当てて、その二つを一つとします。

土から生まれてきた金属に、火を当ててカタチを形成してゆく。

火は大きすぎず、小さすぎず、長く当てすぎず、短すぎず。

この動き、このタイミングは遥か何千年も昔から行なわれてきた金属工芸の手法とほとんど同じもので、

道具が新しくなりながら、今へと受け継がれてきているものなんです。

そうやって出来上がったジュエリーはもちろん、100パーセント土から生まれてきたもので、

だからこそ僕たちの生活や心に深くフィットするものなのかもしれませんね。

地球のリズムに合わせるように。

まだまだ制作は続いてゆきます。

 

今日もブログにお越し頂きましてありがとうございました!

また明日も、ここで。