屋久島サウスのアトリエです。炎を眺めるのが好きだ。ジュエリー作りでは火を使うシーンが多い。温度を上昇させて金属同士を繋ぎ合わせる。
ゴールドを扱うときはふわりと大きな炎を使う。比較的融点が低いので、溶けないようにソフトにタッチを進めてゆく。つけ心地優しいゴールドならではの作業工程だなと思う。
彼女のピンクゴールドと彼のピンクゴールドと。色彩のコントラストも素敵。ハイビスカスの開花を合図にお二人の結婚指輪を作り始めている。
リングが出来上がるとなかなか感じることがないのだけれど、同じ金属でも実は作業道具も違いもあったりするので、今日はその比較から。
プラチナを扱うときはシャープで小さな炎を使う。ゴールドのふわりと大きな炎に比べるとかなり高い作業温度である。真っ赤に熱を纏うところは作業場のシーンならではで面白い。
火から水へ。そしてリングになると、プラチナもゴールドも驚くほどに強くなる。
さて、今日もまた気持ちの良い5月だ。
とても細かいジュエリー作りなのだけれど、こうしてずっと遠くを眺めたり緑に包まれていられるのは救いだと思う。今日も屋久島にありがとう。
ピングゴールドとプラチナと。お二人の結婚指輪は同じアウトラインでお作りするので、手触り感の違いだったり色合いのコントラストを一層際立って感じていただけるだろう。まだまだ序盤のはずなのに不思議、2本のリングに素敵な響き合いを感じ始めている。
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