
ダイヤモンドとタンザナイト。
響き合う、おふたりの時間。
同じ大きさで揃えて、リングとネックレスにお仕立ていたしました。
緑の中で眺めると、そっと語り合っているように、仲良く煌めいていました。
指輪づくりの間には、秋色に包まれた森を歩いたりもしました。
いつもやさしく寄り添っていてくれる屋久島の季節に、ありがとう。
思えば、長い時間をご一緒したオーダーメイドだったなと、この半年ほどを懐かしく振り返っています。
ここまでお付き合いくださり、本当にありがとうございました。
ローズカットのダイヤモンドとタンザナイトから始まった、おふたりの結婚指輪作りです。
デザインのデータを送りあい、何度もやりとりした日々が、今はもう愛おしくさえ感じられます。
最初は何もないところに、小さなあかりが灯るようにして、イメージの兆しようなものが生まれました。
大切な想いがゆっくりと時間をかけて形へと育まれ、
今ここに、始まりの日を迎えたジュエリーたちです。

タンザナイトは、特別に深いブルーを選び、
まずはローズカットに研磨するところから始めました。
夜の静けさを映すようなブルーも。
冬の朝の光に似た透明感も。
タンザナイトのロマンティックな美しさを、そのまま感じていただけるように、
すっきりとしたスタイルでお仕立てした、彼のネックレスです。

ダイヤモンドは、雨上がりに宿るしずくのように。
リングと石枠のまわりに、大きめのミルを添えて、クラシカルな雰囲気にお仕立てしました。
4mmと大粒のダイヤモンドでありながら、落ち着いた雰囲気が伝わってくるのは、ローズカットならではの魅力だと思います。
島の時間をそっと纏うような、やさしくて自由な結婚指輪が、本当に素敵。
光沢仕上げのシャンパンゴールドが緑の情景と響き合い、まるでずっとここに佇んでいたかのように見えました。

メンズリングは、ネックレスと同じ、k18ホワイトゴールドとタンザナイトの組み合わせでお仕立てしました。
3.4mm幅のスクエアシェイプ。
四角い枠にセットしたタンザナイトが際立つ、シンプルで印象的なデザインです。
タンザナイトの深い色合いとバランスが取れるように、ホワイトゴールドの配合を落ち着いたものに調整したのも、大正解でした。
それぞれに違う表情を持つデザインではあるけれど、
こうして2本のリングを重ね合わせてみると、手をつなぎ合っているような親密なつながりを感じることができて、胸が高鳴りました。
おめでとう。ありがとう。
あたたかな想いが溢れてきます。

内側に彫刻した足跡やフォントのデザインは、彼女が選んでレイアウトしてくれたものなのですよ。
「レディースリングにはタンザナイトを、メンズリングにはダイヤモンドをセットして。お互いの天然石を分かち合いましょう」
お二人と一緒にデザインを重ねていく時間は、真っ白なキャンバスに未来の夢を描いていくようで、楽しい。

ふと足元を眺めると、すみれの花が咲いていました。
島にはもう、新しい季節の気配がほんのりと漂い始めています。
長く一緒に歩んできた指輪づくりは、ここでひと区切りとなりますが、
お二人にとっては、新しい始まりを迎える時でもありますね。
海の向こうにお届けするリングとネックレスが、
これからおふたりとどんな時を重ねていくのだろう。
そう思うと、希望に満たされます。
楽しい指輪作りをありがとうございました。
冬の爽やかな青空に包まれた、屋久島サウスのアトリエより。
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