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春にふれる日、ナノハナの指輪をまとって #屋久島でつくる結婚指輪

やわらかな風の吹く、お出かけ日和。

装いも軽やかに、春にふれたくなるこの頃です。

 

「いまちょうど咲いてるよね」と選んだ、ナノハナの指輪。

 

久しぶりの友人と過ごしたひとときに、

小さな微笑みのような、明るい輝きを添えてくれました。

 

ナノハナの指輪2 18k yellow gold, diamond

 

ナノハナの指輪は、エンゲージリングとしてお選びいただいたり、お名前にちなんでお作りすることもありますが、

やっぱり、たくさん使うことができると嬉しいですよね。

 

休日のお出かけに。

大切な記念日に。

 

日々の暮らしの中に、親しく寄り添うジュエリーになれば、素敵だと思います。

 

素材は、K18イエローゴールドとダイヤモンド

シンプルで普遍的な組み合わせです。

 

およそ5mmのお花を3つ、1.6mm幅のリングに添えた、とても繊細なフォルムですが、

手の中には、ゴールドの確かな重みが感じられ、

つけ心地はとても安定しています。

 

野に咲く花々のように、

リングひとつひとつに、それぞれの表情が生まれて仕上がるところが、ハンドメイドの魅力です。

 

屋久島から皆さまへ、

一輪の花をお届けするように、

昔ながらの手作業でお仕立てしています。

 

春。始まりの季節。

海沿いの畑に、いつもの散歩道に、

黄色い光が風にゆらめきます。

 

真摯に煌めくその佇まいを眺めていると、心癒されます。

「今日にありがとう」と、優しい気持ちに包まれます。

 

この静かな喜びを、皆さまと分かち合えたら、とても嬉しいです。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

The Story of the Fern Rings When Two Things Meet, Something Wonderful Happens #YakushimaCustomRingStories

Spring sunlight filtering through the leaves cast a gentle shadow on the rings.

The fern pattern engraved on the surface looked like new life, as if it had been created by that shadow.

The rings shone softly, as if enjoying the warmth in a small forest.

 

 

We met in my studio at Yakushima South and found a beautiful idea for their rings.

It was an inspirational moment, surrounded by the crisp air of early winter.

Linked Fern Leaves, when the two rings come to life on Yakushima

 

Making two rings with flowers that herald spring on this southern island.

Thank You, As Always. In a small forest near my studio. #YakushimaCustomRingStories

 

The rings are now complete,  and fiddlehead ferns can be seen everywhere these days.

We spent the whole winter together making their rings.

Thank you for your warm support throughout this process.

 

Looking at the rings in the green forest, I was filled with the joy of something newly born.

 

The yellow gold harmonizes with the green of the forest.

That softness probably comes from the matte finish.

 

The same fern pattern is engraved on the surface of both rings.

When the rings are placed together, the pattern becomes one.

 

Both rings have the same width of 2.5 mm.

Through the softly squared profile, the reassuring weight of yellow gold can be felt.

 

As I held the rings in my hands, I thought of you both and felt so warm.

 

In a joyful shimmer, like the smile of spring.

 

When things meet, something wonderful happens.

 

I saw a lovely sunset on the evening before shipping the rings.

Thank you, Yakushima, for always watching over our ring making with such warmth.

And yes, we are walking into a new chapter.

Someday, perhaps we can meet again.
I would love to hear the next chapter of your story.

From Yakushima South, where spring is beginning to fill the air.

 

満ち欠ける月と、シャンパンゴールド、プラチナの結婚指輪づくり #屋久島でつくる結婚指輪

おふたりのリングを作っているあいだに、島では桜が満開を迎えた。

北部まで車を走らせ、お気に入りの公園で、ひらりと風に舞う薄ピンク色の花びらを眺めながら、作業の合間のひとときをゆっくりと過ごすこともできた。

 

最初はゆっくりとした歩みで始まった制作だったが、春の訪れに肩を並べるようにして、とても滑らかに進んでいった。

ふたつのコンビネーションリングは、造形の工程をひととおり終え、いまはやわらかで洗練されたフォルムを纏っている。

 

月は満月を経て、右側が大きく欠け始めた。

おふたりが島に来る日に向けて、また新しい段階へと、指輪作りを進めていく時がやってきた。

 

そっと両手で包み込み、励ますように。

わたしたちの指輪作りにいつも寄り添っていてくれた島の季節に、ありがとう。

 

かけがえのない巡り合いに育まれた、この一度だけの日々を愛おしく思いながら。

 

リングを丸く磨き上げると、側面から表面にかけて、ほんのりとシャンパンゴールドが色彩を現した。

真横から見ると、それは満月のような黄色い輪になり、

角度を変えてみると、今度は細い三日月のようにも見えた。

 

プラチナは、その黄色い光と互いに支え合うように隣り合っている。

ひとつの小さなリングの中で、二つの金属はそれぞれの個性を持ちながら、同時にひとつでもある。

 

自然の巡りにインスパイアされて生まれたデザインではあるけれど、

あるいはそれは、わたしたちが出会い、育んでいく時間にどこか似ているのかもしれない。

 

1.8mmと2.0mm

細身のリングの内側に、これから大切な細工を施していく。

おふたりだけが知っている、永遠に刻まれる印だ。

 

それにしても、やさしさに満ちた光だ。

熱帯の島では、春と秋はとても短い。

 

じきに日差しは強くなり、

リングが完成する頃には、アトリエの庭にはハイビスカスもたくさん咲いているだろう。

 

5月になれば、散歩道では白百合や紫陽花に出会うことができる。

 

しとしとと雨も降り始め、島全体が重たい湿度に満たされていく。

そんな季節を、どこか胸躍る気持ちで待っている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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春のひかり。屋久島からお届けする、桜と菜の花のジュエリー #屋久島でつくる結婚指輪

 

春の喜び。さくらの指輪。

ふわりとカラフルな季節になりました。

 

 

一年ぶりに出会う、やわらかなひかり。

 

日々の暮らしの中で出会う感動をジュエリーにかえて、

屋久島からオーダーメイドでお届けしています。

 

さくらの指輪 18k pink gold, platinum, pink sapphire

 

1mmほどのピンクゴールドのリングをベースにお仕立てした、繊細なデザインです。

プラチナでかたどった花びらの中央には、ピンクサファイアをあしらいました。

 

桜は、その儚さもまた魅力ですが、

美しい瞬間をいつも纏うことができたら、本当に素敵です。

 

繊細なデザインを長くご愛用いただけるよう、

昔ながらの手作業で、しっかりと丈夫にお仕立ていたしました。

 

いつもの公園にて。

 

さくらの花びらは、プラチナもいいし、
ピンクゴールドとダイヤモンドの組み合わせも綺麗だろうなあ。

 

包まれる春の光があまりにも心地よくて、

つい想いを巡らせてしまいます。

 

大切なひとに花束を手渡すように。

日々の想いを重ねて。

 

サイズや素材をお好みにアレンジし、みなさまに一つだけのジュエリーをお届けしています。

お名前にちなんだ花のデザインも素敵ですね。

 

サイズゲージの貸し出しも、お気軽にお声がけください。

 

ご予算に応じたご提案も承っておりますので、

こちらへご連絡いただけましたら、より細やかに対応させていただけます。

 

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ナノハナの指輪 18k yellow gold, diamond

 

ふわり、

あたたかなひかりを纏うように。

菜の花をかたどったゴールドリング。

 

三つのお花にダイヤモンドを散りばめ、

k18イエローゴールドでお仕立てしました。

 

ナノハナのネックレス 18k yellow gold, diamond

 

小さく一輪。

さりげなく、それでいて印象的なネックレスが大好きです。

 

イエローゴールドは耐久性が高く、変色にくい素材なので、

ずっと身につけたままで過ごせるのも嬉しいところです。

 

いつもの暮らしに、きらりと輝きを添えてくれますように。

 

 

長くお使いいただき、磨き直しを重ねながら、その輝きを育んでいく。

そんなリズムの中で、ジュエリーはより深い味わいを宿していきます。

 

時間の経過そのものが一つの装飾となり、

ジュエリーは世界に一つだけのものへと育っていくのかもしれません。

 

そのような時間にメンテナンスという形で関わらせていただけることが、わたし自身にとっても大きな喜びです。

心を込めてメンテナンスの作業をさせていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。

お選びいただいたジュエリーのメンテナンス、お修理につきまして #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島の季節を纏うように。島で出会う草花や海、月星をモチーフにしたジュエリーを作っています

 

海の向こうの皆さまに、オンラインでオーダーメイドのご相談を承っております。

 

お二人だけの結婚指輪が出来上がるまでの流れ、素材、価格

 

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

ラウンドシェイプとスクエアシェイプのあいだ、ややラウンド寄り #屋久島でつくる結婚指輪

海から伸びる大きな虹に出会った日。

よく見てみると、それはダブルのアーチでした。

 

この季節は、しばしば強い風雨が島を通り抜けるたび、

景色は生命感に満ちたダイナミックな変化を見せてくれます。

南国に訪れた、春のリズムです。

 

 

ちょうど皆既月食もあったので、制作途中のリングのことを思いながら、長い時間、月を眺めていたりしました。

月にまつわる結婚指輪作り。

春への扉、プラチナとシャンパンゴールドの結婚指輪づくり #屋久島でつくる結婚指輪

 

月の満ち欠けが一巡りして、また満月に戻るころ、

月はすべての事象に、祈りのようなやさしく慈悲深い光を投げかけていました。

 

自然が織りなす奇跡のような美しさを眺めていると、わたしたちの暮らしを支えるすべてのものが、ここから生まれているのだということに気づかされます。

おふたりとは、空気の中に漂う神秘のようなものを愛おしむ気持ちで、やわらかにつながっているのかもしれません。

 

ラウンドシェイプとスクエアシェイプのあいだ、ややラウンド寄り。

 

おふたりとは、ビデオ通話をしたり、サンプルリングをお送りしたりしながら、じっくりとデザインのお打ち合わせを重ねてきました。

 

表面は丸く、やわらかなつけ心地に。

側面には程よく平らな部分を残し、すっきりとシャープな印象に仕立てています。

 

メンズ、レディースともに細身のデザインですので、

強度を支えるボリューム感には、特に気を配りました。

 

数ヶ月をかけてご一緒したオーダーメイドの日々から生まれたフォルムです。

島リズムのゆっくりとしたペースでしたが、長いあいだお付き合いをいただき、本当にありがとうございます。

 

彼とはサイズが近しかったので、指馴染みを確かめてみます。

軽やかだけれど、プラチナとシャンパンゴールドの重みをしっかりと感じられる、安定感のあるつけ心地です。

 

もう少し内側を丸くやわらかに造形すれば、きっと日々の快適さはさらに増すだろう。

そのような手応えもありました。

 

そして、全体を綺麗に磨き上げると、いよいよ仕上げ前の一区切りを迎えることになります。

 

指輪作りの工程は、おおむね七割に達したというところです。

 

島には春が訪れ、なんだか湿度も増してきたように感じます。

日に日に躍動感を増していく植物たちの、なんて生き生きとしていることでしょう。

ミストに包まれたこの熱帯感を久しぶりに思い出し、心も体も癒されています。

 

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春への扉、プラチナとシャンパンゴールドの結婚指輪づくり #屋久島でつくる結婚指輪

新緑の季節、おふたりが屋久島にお越しになる日に向けて、結婚指輪を作っている。

プラチナとシャンパンゴールドで紡ぐ、コンビネーションリングだ。

 

これまで一緒に育んできたイメージが、手の中で、少しずつ実際の形となっていく。

春への扉を思い切りよく開いたように、屋久島サウスではあたたかな風が吹き付け、木々は少しずつ緑色を濃くしてゆく。

 

そのような時間を前にすると、胸の奥に、ぐっとあたたかな感慨が込み上げてくる。

 

屋久島が祝福に包まれる春。

おふたりにとって、新しい始まりを迎える日へと近づいてゆく時間は、いつも爽やかな喜びに満ちている。

 

さて、今日のアトリエです。

ぴたりと合わさったプラチナとシャンパンゴールドを、丸くやわらかなフォルムへと削り出す工程が始まった。

どちらも硬くて耐久性の高い金属なのだけど、ゴールドには強固な安定感があり、プラチナにはしなやかな強さがある。

 

その両者が接するラインのある表面に、なだらかなカーブを描くため、微妙な手加減を加えながら鉄工ヤスリでガリガリと削り落としていく。

 

まずは目の粗いヤスリから始め、少しずつ目を細かくしながら丸く整えていく。

作業机の上に、キラキラと輝く衣を脱ぎ捨てるようにして、すっきりとしたフォルムが現れ始める。

 

リングの表面に均一でスムーズな流れを作り出すために、休むことなく一気に手を進めていかなくてはならない。

 

目指すべきリングの姿は、大きな金属の奥の方に見えている。

 

タッチを重ねるたびに、自分自身の中にある深い部分へと入っていくのがわかる。

まるで森の中を歩いているような感覚が、とても好きだなと思う。

 

ふと我にかえり、リングを作業台の上に置くと、大まかな造形が取れていることがわかった。

左右の均整も取れている。少しずつ目減りしていく寸法も予定通りの進捗だ。

わたしなりに大切にしているいくつかの項目を確認できたところで、ここでようやく作業の手を一度止めることにした。

 

朝の散歩で、山の麓に広がる森を歩いた。

深い緑に包まれた道を歩きながら木々を見上げると、その世界を包み込むひかりが眩しくて、思わず目を細めた。

 

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制作編

シャンパンゴールドとプラチナ。海と月の結婚指輪づくり #屋久島でつくる結婚指輪

シャンパンゴールドとプラチナ。海と月の結婚指輪づくり #屋久島でつくる結婚指輪

夕暮れの時刻が、少しずつ遅くなってきている。

午後6時を過ぎても、西の空はまだ、ほのかに明るい。

これも、島に訪れた春からの贈り物なのかもしれない。

そう思うと、なんだか幸運に恵まれたような気持ちになり、海の見える丘まで車を走らせ、久しぶりにサンセットを眺めていた。

 

海を眺めると、ちょうど山の向こうへ太陽が沈む頃合いだったようで、空がオレンジ色のグラデーションを描いていた。

色彩の移ろいは、刹那の出来事でありながら、永遠に触れているかのような静けさを湛えている。

まるで花が咲き連なるように、時間が重なり、やわらかく彩られてゆく。

 

ほんの数分だったのだろうか。あるいは、もっと長い時間だったのかもしれない。

気がつけば、あたりはずいぶんと暗くなってきていた。

 

そろそろアトリエに戻り、作業の続きを進めていかなくては。

遠くの方から、冷たい海風が漂ってきた。

 

 

長く下準備を続けてきた工程を経て、アトリエではいよいよ本格的な造形作業に入ることになった。

 

立体的なフォルムに鋳造したプラチナとシャンパンゴールドを、ぴたりと合わせていく。

バーナーの炎に包み、1000度近くまで地金の温度を上げたところで、その隙間へ融点の低いゴールドをすっと流し込んでいく。

 

重ね合わせた金属同士がずれてしまわないように、温度を上げすぎて溶けてしまわないように、細心の注意を払いながら、慎重にタッチを重ねていく。

序盤から立ちはだかる難所ではあるが、道は確かに見えていたように思う。

 

まず彼女のリングを無事につなぎ終え、そのまま間を置かず彼のリングに取り掛かる。

風を切り走りながらバトンを渡すように、交互に同じ工程を繰り返していく。

 

溶接作業を無事に終え、リングの表面を紙やすりでざっと削り整えると、そこに二つの色が現れた。

 

シャンパンゴールドが側面から内側を形づくり、

表面から側面へと連なる部分は、プラチナが担っている。

 

その佇まいからは、揺るがない落ち着きのようなものが感じられる。

 

素性の異なるふたつの素材を、うまくつなぎ合わせることができたように思う。

仕上がりの美しさと、暮らしに寄り添う強さを左右する大切な工程を無事に終え、ほっと肩を撫で下ろしていた。

 

海からの帰り道、空に白い月を見つけた。

車を走らせるたびに、月は大きくなったり、小さくなったりする。

 

海で眺めたサンセットもそうだけれど、場所や時間が変わるだけで、光は実に豊かな表情を見せてくれる。

それが興味深く、いつも夢中になってしまう。

 

ジュエリーづくりのインスピレーションは、すべてここにあるように思う。

 

おふたりの結婚指輪が、いつも新鮮な喜びを、日々の暮らしに添えてくれるものになれば、どれだけ素敵なことだろうと思う。

 

色彩でつながる、ベビーリングのかたち #屋久島でつくる結婚指輪

山の裾野に続く段々畑に、ひまわりが咲いた。

秋には稲穂が波打つこの場所では、その季節までのあいだ、ひまわりやコスモスが育てられ、土を豊かに整えてゆく。

 

ひまわりと稲穂は、なんとも南国らしい取り合わせだと思ったけれど、

そういえば、その両方がご家族のリングのモチーフになっていた。

豊かな響き. 屋久島からお二人にお届けする“稲穂模様の結婚指輪” #屋久島でつくる結婚指輪

 

結婚指輪をお届けしたおふたりに、赤ちゃんが生まれた記念としてお作りしている小さなリングは、造形の工程を無事に終えたところだ。

 

これから刻印を入れ、誕生石をセットして、いよいよ完成を迎えることになる。

その前に、三つの金属により紡がれたフォルムを眺めておこうと思う。

爽やかな青空の下で煌めいていた、あの光の印象とともに。

 

イエローゴールドとピンクゴールド、プラチナがちょうど三分の一ずつ並んだ。

ころりと丸いラウンドシェイプは、お父様とお母様のリングとお揃いのデザインである。

 

それぞれは確かな個性を持った金属であり、

同時に、ひとつのリングでもある。

 

三人家族だから三色。

四人家族なら四色。

いずれは、大家族にもチャレンジしていきたい。

 

ご家族の大切な想いに導かれるようにして出会えた、ひらめきだった。

ベビーリングの素敵なアイデアが生まれたように思う。

 

はじめて結婚指輪作りのご相談をいただいてから、もう3年を過ぎたけど、

いつもあたたかな気持ちを、ありがとう。

 

ゆっくりと育まれゆくご家族の時間のそばで、こうしてひとときご一緒をできることを、何よりの幸せに思いながら。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

家族の時間を受け継ぐ、小さなリング #屋久島でつくる結婚指輪

 

家族の時間を受け継ぐ、小さなリング #屋久島でつくる結婚指輪

3色の金属をひとつに合わせ、赤ちゃんの指のサイズに仕立てると、

指先にちよこんと乗るほどの、小さなリングになりました。

その静かな佇まいを眺めているだけで、胸のずっと奥の方から、愛おしさが溢れてきます。

 

リングの中にあるプラチナとピンクゴールドは、お母様とお父様の結婚指輪とお揃いの素材で、

そこへ新たにイエローゴールドを重ねようと思いついたのは、ほとんど直感的なことでした。

その眩い煌めきが、赤ちゃんのお名前から受けた印象に、ぴたりと重なったのです。

 

 

手をつなぎ、ひとつの輪を描くように。

ご家族の絆の物語。3色のベビーリングをつくる #屋久島でつくる結婚指輪

 

さて、アトリエです。

小さな小さなリングは、お母様とお父様の結婚指輪とお揃いのフォルムに仕立てていきます。

なにせ、12mmにも満たないサイズですから、

指先でつまむように支え、そっと鉄工ヤスリを当てなくてはなりません。

 

ベビーリングは、ころりとした丸みがある方が、その可愛さがいっそう際立つので、金属にはしっかりと厚みを持たせ、豊かな質感へと仕上げていきます。

 

ご家族の時間とともに受け継がれていくリングです。

視覚的な美しさに加え、芯の通った強さのようなものもまた、そこに宿しておきたいと思うのです。

 

あるいはこのリングは、わたしよりもはるかに長い時間を在り続けるのかもしれない。

そう思うと、どこまでも果てしない気持ちに包まれます。

それは、大地や海、そして空を巡る時間そのものなのでしょう。

そこに私たちの時間が重なり、響き合っているのだと思うと

今、ここに在ることが、揺るぎない奇跡のように感じられるのです。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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ご家族の絆の物語。3色のベビーリングをつくる #屋久島でつくる結婚指輪

イエローゴールド、ピンクゴールド、そしてプラチナ。

三種類の金属を合わせて、指輪を作っている。

それぞれの金属が手をつなぎ、ひとつの輪を描くように。

 

そのフォルムは、愛おしく思えるほど小さい。

 

作業台の上にゆらめくバーナーの炎を眺めながら、

数年前のリング作りのことを、懐かしく思い出していた。

 

豊かな響き. 屋久島からお二人にお届けする“稲穂模様の結婚指輪” #屋久島でつくる結婚指輪

大阪に暮らすおふたりに結婚指輪をお届けしたのは、島が深い雨に包まれる梅雨の終わり頃だった。

お互いの一部分を交換するように、という想いを込めて、ピンクゴールドとプラチナでお仕立てしたコンビネーションリングのことは、今でもはっきりと覚えている。

タイミングが重なり、彼とは大阪で直接お会いすることもできた。

 

あれから、二年半ほどが過ぎ、久しぶりに届いたおふたりからのメールが、今回の指輪作りのきっかけとなった。

「出産の記念になるようなジュエリーが欲しいと思っております。」

 

作業をしやすいよう、イエローゴールドとピンクゴールドはやや長めに寸法をとっておいた。

それでも、とても小さく、くるりと巻いていくのはなかなか大変だった。

 

なにせ、生まれて数ヶ月の赤ちゃんの指に合わせるリングだ。

金属の枠にリングを当て、金槌でコンコンと叩きながら、ゆっくりと円形に近づけていく。

少しずつではあるが、三つの金属がひとつになってゆく。

 

赤ちゃんの小さな指輪のサイズは、細い紙を指に巻いて測っていただいた。

交差するところにマジックで印をつけた紙が、つい先日、島に届いた。

その細い紙が知らせてくれる赤ちゃんの小ささを思い、言葉にはならない想いが溢れてきた。

 

たしかに、かたちのあるジュエリー作りではあるけれど、

小さなリングへと紡いでいくのは、ご家族の絆の物語なのかもしれない。

 

三つの色をひとつにするベビーリングのデザインが生まれてきたのは、とても自然なことだったように思う。

 

指輪作りの始まりを合図にするように、島には春が訪れた。

毎晩のようにやわらかな雨が降り、

朝になると、庭先ではいつも新しい景色に出会うことができる。

 

きっとこうしている間にも、赤ちゃんは、驚くほどに大きくなっていくのだろうなあ、と、

海の向こうを思いながら、一日の作業の準備を始め、幸せな気持ちに包まれていた。

 

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屋久島の季節の中で、おふたりのリングをつくること。#屋久島でつくる結婚指輪

冬のあいだに、小ぶりなバナナがぽこっと実った。

それを収穫してしまおうか、もう少し待とうかと、ここのところずっと迷っている。

 

それにしても、暑いほどの陽気だ。

 

山々は春の霞に包まれ、名前も知らぬ白や黄色の花が、やわらかな風に揺れている。

屋久島サウスに、ほのぼのとした時間が流れてゆく。

そして、わたしは今日もジュエリーを作っている。

 

 

同じ島の、同じ季節を分かち合いながら進めるオーダーメイドは、いつも喜びに溢れている。

気がつけば長い制作になったけれど、いつもありがとう。

金属が携える、永遠に近い時間 #屋久島でつくる結婚指輪

 

手の感覚を頼りに行う作業だから、いくつものタッチを重ねるたび、そこには“小さな揺らぎ”のようなものが、少しずつ蓄積されていくことになる。

その、個性とも呼べる揺らぎの集積に、どうしようもなく惹きつけられてしまう。

 

三つ連ねたゴールドの花は、細いリングにぴたりと寄り添うように組み合わせた。

作品の大きな土台と呼べるものが整い、ここから細やかな装飾を重ねていく。

 

ハサミを使い、イエローゴールドの薄い板を小さく切り落とし、その破片を朴炭の上に載せて、バーナーの火を当てる。

一定の温度に達すると、真っ赤になった炭の上で、ゴールドはキュッと丸く、その形を変化させる。

 

自由な気持ちで破片をいくつも切り落とし、大小さまざまなゴールドの粒をいくつかこしらえた。

まるで、春休みの自由研究をしているみたいに。

今というこの瞬間が、そのままかたちになるようなモノづくりが、とても好きだ。

 

そして、酸素トーチの細い炎を使い、その金粒をリングに装飾していった。

必要な場所に、必要な大きさの粒を、ひとつずつ。

一箇所の溶接が終わるたび、全体のバランスを確かめ、次の溶接に取りかかる。

途中、何度も酸洗いを行い、繋ぎ目が完璧に仕上がっているかを確かめた。

 

リングの制作はいよいよ終盤に差し掛かり、それと同時に、おふたりにとっての新しい日々の始まりが、すぐそこまで近づいていることに気づく。

わたしたちはいつも、ゴールとスタートを繰り返しながら歩んでいく。

 

未来を思う晴々しい気持ちと、なんだか今を愛おしく思う気持ちを同時に抱きながら、

作業机に向かい、コツコツと手を動かし続けていた。

 

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金属が携える、永遠に近い時間 #屋久島でつくる結婚指輪

春めいた雨が降るようになってきた。

緑を薄いベールでそっと覆うような、やわらかな雨だ。

朝靄のフィルターを通り抜けて届く光が、眩しい。

 

フリースベストを羽織り、まだわずかに冷たさの残る庭先に出て、

雫の装飾を纏った一年ぶりの景色を、久しぶりの友人に再会したみたいに、親しみを込めて眺めていた。

 

 

同じ島に暮らす、お二人の大切な日に向けて、ナノハナの指輪を作っています。

素敵な出会いからはじまるジュエリーづくり #屋久島でつくる結婚指輪

 

あたりまえのことかもしれないけれど、南の島に訪れる春は、とても早い。

冬のあいだ、静かに息を潜めていたのも束の間、山々の雪解けを合図に、島はいきいきとした躍動の日々を迎えることになる。

新緑の季節が到来し、草花は歌うように命をひらく。

その響きに励まされ、わたしたちは日々の暮らしを営んでいく。

 

ときには、勢い余る草から暮らしの場所を守る、小さな戦いであったりもするのだけれど。笑

たくさん体を動かし、その日々の中に、いくつものあたらしい発見や感動に出会うことになる。

 

春の訪れを約束する菜の花をモチーフにした指輪は、まさにそのような暮らしの中に生まれたジュエリーだと思う。

 

さて、今日のアトリエです。

ピンセットとルーペを使う細やかな工程が続くので、心を静かに整えながら進めていきたい。

花と花、そしてリングとを接続するとき、バーナーの炎に包みながら、その隙間に融点の低いゴールドを流し込むのだけど、

本体が溶けてしまわぬよう、温度の調整には最大限の神経を注がなくてはならない。

 

バランスと角度を確かめ、慎重に調整しながら、1箇所ずつ接続作業を行っていく。

 

数えてみると、造形作業が終わるまでに溶接を施すところは、およそ30箇所だった。

 

1000度近くで溶け、常温まで戻ると強固なゴールドとなる。

丁寧な手作業により仕立てられたジュエリーは、このあと想像以上に長い時を存在していく。

 

そう考えると、ひとつひとつのタッチが、とても大切なものに思えてくる。

そこに流れているのは、金属が携える、永遠に近い時間なのかもしれない。

 

3つの花を、リズムよく並べることができた。

リングは、細いゴールドの線を2本重ね、連ねた花をしっかりと支えるように整えた。

 

どこまでも繊細でありながら、風雨にも耐えるしなやかさを宿している。

島の花々に近づくことができるよう、

残りのタッチを、丁寧に重ねていきたいと思う。

 

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