幸せな未来をつくる時間は、じんわりと静かな喜びに溢れていました。今日は結婚指輪の相談会の日。お仕事終わりにアトリエまで来てくれてありがとうございました!
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ひらめくことがたくさんある。今日もまた夜明けの薄暗い時間から作り始めていた。
一人なのだけれど一人ではない感覚が好き。屋久島の季節に、そしてお二人の物語にインスパイアされる制作の日々だ。
たしかに、ご依頼をいただいて始めた結婚指輪作りだけれど、それは同時に与えられているのだなあとしみじみ思う。
窓の向こうを見たらようやく朝が焼け始めた頃だったので、窓を開け放つと冷たい空気が思い切り良く押し寄せてきて部屋中に広がった。屋久島にしては湿度が少なくて、こんなにも爽やかな日もウェルカムなのだけど。
きっと3分とかそれくらいかな。始まりを体感することができて嬉しかった。
台風でどうなるかなあと思っていたけれど、ポコポコと現れ始めたサザンカの蕾!そうなのか、もう今年の残りを数え始める頃なのだ。お二人のリングが出来上がってお届けする頃には、きっと新しい花が咲き始めているだろう。もう作業も折り返し地点を過ぎたからだろうか、少し先の未来を眺めてワクワクしている自分がいる。
彼女のプラチナリングは鉄鋼ヤスリでガリガリと削り落として、表面にざっと荒い番手のヤスリをかけて彼のリングとピタリとお揃いのアウトラインに仕上がった。
ああ、出会うことってなんだかとても素敵。小さなリングに共鳴するリズムや流れが、お二人が出会ったことの印のように思えてきた。この幸せが響き合ってどこまでも広がってゆけばいいなと思った。今日も素敵なフィーリングに包まれてありがとうの気持ちでいっぱいになった。
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屋久島サウスの夕暮れ時。造形のひと段落したプラチナリングを秋の空に掲げて、アウトラインをチェック。櫛を通したような雲がスーッと流れてゆくのをご近所さんと一緒に眺めていました。
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屋久島から海の向こうに暮らすお二人にお届けする結婚指輪作りはプラチナリングを削りだす作業に。リングに漂う緩やかな流れやリズムみたいなものを、作り出すというよりかはその中に見出すというアプローチ。手に取ると、もうそこにはっきりとしたイメージがあった。
プラチナには炎を当てて柔らかにして、くるりとしてリングにするところまでを書きました。そして秋めいてきた屋久島の日々も。
目を閉じると自然とシルエットが浮かび上がってくる、デザインが生まれるまでも楽しい時間だった。お二人とはメールを何度も送り合ってきたし、サンプルリングのサイズを細かく調整もやってきた。台風の合間を何度も行き来した夏のデザイン作りだった。
大波で船も時々止まったりして、ゆっくりと進む島のリズムでしたね。これまでずっとありがとう。
そしてリングにスーッと流れが巡るまでタッチは止まらない。うん、いい感じだぞ。
作業がひと段落したところで海まで車を走らせた。水面もキラキラと輝いて秋の気配を装っている。
ずっと遠くを眺めて目を休めておく。
咲き始めたサキシマフヨウと柔らかな褐色の光。道端に普通に咲いている花々にいつも癒されるのはなぜだろう。
島の秋をいっぱいいただいて、アトリエに戻って作業の続きを。大きなリズム、小さなリズム。彼のリングを綺麗に整えることができた。
彼女のリングにもピタリと重なるラインを描いておいたので、素敵なお揃い感が生まれるだろう。リレーのようにバトンタッチを繰り返しながら造形を進めていこうと思っている。
一つが二つであるような気もするし、二つが一つのようでもある。小さなリングではあるけれど、そこに絆が生まれつつあるように思えてドキドキする。
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台風から3週間ほどたって庭先のハイビスカスたちはまた元気に咲き始めている。植物たちに励まされるような、優しい希望に満ちていた1日の始まり。
色濃くなる夕焼けも、クリアな空も、秋の空気感とても好きで心満たされる。
お二人の結婚指輪作りでも豊かな色彩に出会えることだろう。静かだけれど深く、制作の日々を屋久島が包み込んでくれているような気がする。
お二人が屋久島に訪れてから4年が経ったと伺ったけれど、きっと素敵な時間だったのだろうなあ。大切な想いとずっと一緒にあることが出来るなら、それはとても幸せなジュエリーになると思う。
そんなお二人とご一緒できることが嬉しくて、喜び溢れる巡りがある。
どうやら藤の花も咲きたかったようだ。季節外れの思いがけない再会にラッキーを感じつつ。
さて、今日のアトリエです。
プラチナリングを鉄の型枠に当てて、木槌でコンコン、コン。デザイン作りのいろいろがふと蘇ってくる。
「サンプルリングを手に取って印象が変わりました。着け心地・デザイン共に良いなと思っています。」とお二人がリクエストしてくれて、おお!と思ったのをよく覚えている。
冒険のように“好き”を辿ってゆく、オーダーメイドの指輪作りはいつも楽しい。
お二人が選んでくれたwaveのアウトラインだ。
手前の二つがプラチナリングで、奥の二つがシルバーで作ったサンプルリング。ずいぶん近くまでやって来れたように思う。
さあ、ここからが大切なところだ。鉄鋼ヤスリを片手に進める造形のアプローチは大きな木から仏像を掘り出す作業に少し似ているかもしれない。今はまだ角ばっているプラチナリングのその奥に巡るなめらかな流れを眺めている。
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