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屋久島と響きあう、オーダーメイドする結婚指輪。お二人だけのお揃いプラチナリング。

案外と長く続いた晴れ間はこれで一旦区切りとなるだろう。アトリエの窓の向こうに広がる青空を目を細めながら眺めて。雨に包まれる屋久島の深い緑を少しワクワクしながら想像して。

長く雨が続いてほんの数日晴れ間が訪れる、島に暮らしているとそこには繰り返すリズムがあることがよくわかる。自分自身もその一部といったフィーリングだろうか、体感すると言う感じなのだけれど、お二人の結婚指輪作りはその晴れ間の訪れとともに始まった。

屋久島と響きあう、オーダーメイドする結婚指輪。さあ、造形の時間だ。

気象の大きなリズムがあって、そこで営まれる生命活動のリズムがある。海や月、花々の周期と共に本来は私たちの暮らしもあるのだろう。そう考えると、その暮らしの中で創造されるお二人の結婚指輪もまた大きなリズムの一部ということになるのでは。絡み合い繋がり合うマトリョーシカ感。大切なことはきっととてもシンプルで、そのリズムの中で作業のタッチを進めてゆけるかどうかなのだろうとも思う。

 

さて、アトリエです。今日も呼吸をするようにジュエリーを作る。

彼女の幅広のと、彼の細いの。サイズもこんなにも違っている!

同じプラチナのリングを同じデザインに造形してゆこう。

つけた時にお揃い感を感じられるように、厚みだったり表面のカーブ具合やボリュームを少しずつ全域に渡って変えながらタッチを重ねてゆく。少しずつ違っているからこそ近しくなれるのだなあと、いつもながらに小さな感銘を受ける。

どうだろう。造形のひと段落したリングのアウトラインを眺めながら、先月お会いしたお二人のことを想う。

彼にはシンプルで、ふわりと自由なフィーリングが似合うだろう。間違いない。

夕暮れ時のオレンジに染まった雲が鳥のように姿を変えて、深いブルーの空を渡ってゆく。

朝からの制作いろいろを思い出しながら、次の工程をイメージしつつ。今日も屋久島にありがとう。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

屋久島でつくる結婚指輪, 種子島へ

結婚指輪の相談会を約束してスーツケースを片手に、種子島へ。屋久島からはフェリーで約1時間の距離で、海のすぐ向こう側に見えているのだけれど、ついに!と感無量だったのは旅とジュエリーが繋がったからだろうなと思っている。

種子島までは小型のフェリーに乗って約1時間。お二人はときどき屋久島にやってくるのだと言う。種子島と屋久島は隣同士の島なのに全く別の場所に感じられるのも魅力の一つなのだろう。

モノづくりを始めたきっかけが旅だったように、今また旅と結婚指輪作りをつなげてみるのも面白いのではないかと。

お二人との待ち合わせ時間と場所だけを決めておいて、あとはひらめきに任せて旅をするタイプ。

一人で小さな車に乗っていたからかもしれない。種子島の皆さま、親切にしてくれてありがとうございました。

一度、屋久島で相談会の声をかけてくれた時にどうしてもお会いすることができなかったことがあったので、念願が叶った瞬間。

いま、確かにシンクロニシティーの中にある。繋がり、ひらめき、お二人の想い。目には見えないけれどとても大切な何かを感じながら、これから始まる結婚指輪作りに胸を高鳴らせている。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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晴れた。晴れたうちにやりたかったことをする日。#屋久島日々の暮らしとジュエリー

晴れた!!晴れたうちにやりたかったことをする日。

山茶花の生垣は丸くアウトラインを整えてもらうようお願いした。彼はアトリエの引っ越しも、庭の造成もやっていただいている、なくてはならない友人なのである。こういう作業ではささやかなニュアンスが絶対に大切になってくるので、近しいイメージを分かち合うことができる仲間がいるのは本当に助かる。いつもありがとう!!

さて、夕暮れ時は裕子さんと一緒に森の中へ。

やっと行けた!そして、緑のカーテンに包まれた空間が心地よくてオススメすぎる。

誰が歌っているのかな?スピーカーから流れてくる優しげなボーカルを聴きながら。バナナマフィンを一口食べて、屋久島の森をふわりと眺めながら。

屋久島と響きあう、オーダーメイドする結婚指輪。さあ、造形の時間だ。

激しく雨が降って、太陽の光が降り注いで、植物たちがまた大きく育っていた。紫陽花はこれからもっともっとモコモコ島を飾っていくのだろうなとワクワクした。ひそやかに、もう少しの間降り続いてほしいな、とも思った。

というのも、今年は晴れ間が多いような気がする6月の屋久島サウス。太陽が昇るとアトリエはもう南国調なのである。

結婚指輪をお作りしているお二人もアトリエに来てくれて、サンプルリングをお試しいただいたりサイズを測ったりできた。こうしてリアルで対峙することができると、出来上がりのイメージが容易になるのでありがたい。

遠くから会いに来てくれて本当にありがとう。素敵だったお二人のバイブレーションを再び感じながら。

屋久島と響きあう、オーダーメイドする結婚指輪。小さなリングに宿る息吹とは。

全てが一人での作業になるので、オーダーメイドで結婚指輪を生み出すのはどうしても限られた数になってしまう。時にはオーダーに対応し切れないケースもある日々で、何をピックアップして進んでいくべきかを最近はよく考える。もうこれは昔ながらの考えになってしまっているのかもしれないけれど、関わり合い深く、つながり深く過ごせる時間を大切にジュエリーを作っていきたいと思っている。あるいは、確かに失われつつあるモノづくりのスタイルだからこそ、いっそう貴重になってくるのではないだろうか、とも。

そんな職人気質にお付き合いいただいて、お二人にはホントに感謝の気持ちしかない。

さあ、時間だ。彼女のリングをじっくりと造形してゆこう。

作業途中に眺めるプラチナの表情が好きだ。金属もこの大地から生まれたものなのだなと、しみじみと思う。有機的な質感を通して果てしない時間軸を感じることができるのだ。

表面は柔らかにラウンドさせて造形をした。シャープな印象でお使いいただけるように、側面には平面をしっかりと残してゆきたいところだ。あたたかさとクールさと、シンプルなリングの中にさまざまな表情を感じることのできる造形に仕上げてゆきたい。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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