木漏れ日の下で、夕暮れ時のビーチで、光のかけらのように輝いていたお二人の結婚指輪。
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tel: 0997-47-3547
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木漏れ日の下で爽やかな光のよう。屋久島の夏を丸ごとかけて作ったお二人の結婚指輪が力強く、そして静かに輝いている。
彼から初めてお便りをいただいてから10ヶ月。これまでずっとありがとう!
婚約指輪作りから始まって、その間はずっと世の中で本当にいろいろなことが続いているので、お二人の結婚指輪が出来上がって、ここまでたどり着いて本当に嬉しい。今だからこそ大切にしたい繋がりがある。
初めはサプライズの婚約指輪作りだったけど、結婚指輪作りはいつもお二人一緒で、屋久島と同じ南の島同士で歩んできた道のりもまた楽しかったなあ。
そしてもう一つ嬉しいのは、もうすぐお二人が島に受け取りに来てくれることになっていること。まだ先に楽しみを残しつつ、待ちきれなくて一足先に指輪を眺めている。
お二人との結婚指輪作りではこれまでになかったアプローチにも挑戦しているので、新しい表現や質感も多彩に。
木漏れ日でひんやり涼しそうに見えたプラチナリング。表面を鏡のようにつるりと磨き上げたのも良かった。島の色彩が装飾のように写り込んでいる。きらり光を強く跳ね返したり深い影を作ったり、小さなリングの中にたくさんの表情を感じるのはぐるりと一周に施してある切り込み模様によるものだろう。彼女のリングに散りばめたテクスチャーの輝きが作ったものなのか、自然の光なのか、なかなか区別がつかなかった。
日が穏やかになってきたので、夕暮れ時はビーチで眺めてみることに。
夏のひかりに溶けていきそうだった。お二人の結婚指輪を手にとって、小さなひかりみたいだなと思う。
彼女のリングは3.0mm幅でキラキラの模様を施して。彼のリングは3.8mm幅でシンプルに。
ご家族の暮らしに長く寄り添うジュエリーとなるように、手作業でじっくりと作り上げました。
使ううちに小さな傷も味わいとなって、時間は経過するけれど常に新しくなっていくと嬉しい。
そして時々お磨き直しの作業で指輪が屋久島に里帰りしたりして、そうやってこれからもふわりと繋がっていられる未来を思うと心あたたかになる。
お二人の暮らす徳之島はちょうどこの先の方角にあるはず。
ご結婚おめでとうございます!楽しい結婚指輪作りをありがとう。
そして、物語は最終章へ。屋久島でお二人にお会いできる日がもうすぐそこまで近づいている。
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婚約指輪編
屋久島出会い編
今日の始まりはいつものビーチから。台風のうねりももう5日目になるのか!日の出とともにここで波に乗って、ジュエリーを作る日々が続いている。
島に暮らすようになって嬉しいのは、何よりも自然を感じながらジュエリーを作れることだと思う。お二人の結婚指輪作りは庭先でミモザを眺めたり、海で波に乗ったり、心地よいインスピレーションに包まれながら。屋久島の日々にありがとう。
「ミモザをモチーフに」が合言葉。シャンパンゴールドとプラチナで、お揃いの結婚指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪
雨上がりのきらめきだったり、大波の中で出会う刹那の美しさだったり、自然に近しく暮らしていると、どんなハードなシーンの中にも柔らかさがあることに気づかされる。
きっとそれはジュエリーでも同じことなのだろう。シンプルなスクエアシェイプ の造形の中に、丸くて柔らかな手触りを探し求めながら、彼のリングを作っている。
手を使うお仕事で出来るだけ圧迫感のないようにと彼が選んでくれたのは、リング幅は2.0mm すっきり細身のアウトライン。
シャキッと端正なスクエアシェイプ ではあるけれど、これをクローズアップして見てみよう。
リングの表面にはごくごくわずかな曲線を施してある。こうするとソフトな手触り感になるし、光の周りもぐっと良くなる。
内側もソフトタッチに造形して。スクエアシェイプ、だけど丸いリングだ。
うん。中心に厚みを持たてあるので、これなら手作業の多いお仕事でも丈夫ににお使いいただけると思う。同じスクエアシェイプ でも使う方の数だけ違った形が生まれてくる、オーダーメイドの作業はいつも面白い。これといった定番のデザインが無いけれど、そこには自由な広がりがある。
またザーッと雨が降ってピタリと止んだ屋久島サウス。白いハイビスカスたちがキラキラと輝きながら、あたたかな風にふわりと揺らされている。
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しずくギャラリーは土曜日オープンのギャラリーという形での第一フェーズを終えて、ちょうど一年が経ちました。これからはアトリエでオーダーメイドの打ち合わせなどできるようにと、ちょうど一年前に種を蒔いた芝生がいい感じに育ってきています。天気の良い日にはここでブドウジュースなんかを飲みながらジュエリーのお話をできる日が来ると最高だなあ。
そして今、しずくギャラリーは裕子さんとわたしのアートユニットとして次のステップを歩み始めています。オンラインや個展での作品発表を中心に、きっとあと一年先くらいになるかな、このアトリエで結婚指輪の相談会も開催できるようになる予定なので、こちらもお楽しみに。
ゆっくりペースではあるけれど、島のリズムに乗りながら作ってゆこう。
屋久島サウスのアトリエです。プラチナの加工温度はかなり高い。遮光サングラス越しの炎にいつもながら魅入ってしまう。
ミモザの葉っぱの形そのものをかたどった彼女のリングに続いて、彼のリングを作り始める。素材とスタイルは違っているけれど、ミモザ繋がりを合言葉にしてお二人と進める結婚指輪作りだ。
初夏に始まった指輪作りも、真夏になって、そしてまた季節が新しくなったような。
台風が運んできた通り雨も、指輪作りの背景となってくれている島の季節を、海を越えてお二人も一緒に眺めていてくれていると思うと、今この瞬間がいっそう愛おしく感じられた。
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