ほうれん草、安納芋、ポンカン。
すっかり冬になりましたね。
木曜日の今日は朝のマーケットの日だったので、袋いっぱいに旬の野菜たちを買い求めてきた。
アトリエの近くにある鬼塚農園さんはなんと、朝6時過ぎから野菜が並び始めるので、家を出るときはまだこのように薄暗い。
この時間に通勤電車に乗ったり、
ランニングをしたりしている方もいらっしゃるでしょうか。
ひんやりした空気の朝も気持ち良いものですね。
みなさま、そちらの冬はいかがですか?
さて、アトリエでは作り進めてきたシャンパンゴールドの結婚指輪。
アウトラインに太い部分と細い部分の抑揚をつけて、メンズのリングがいよいよ完成となりました。
手に取ってみると、こんなにも軽やか。
メンズでありながら細身でシンプルなフォルム。
メンズとレディース、それぞれ変わらない細さで指輪を揃えるというのも自由で、ハッピーなスタイルであります。
「シンプルなスタイルながらにも手作りの跡を感じられるような、オリジナルな指輪としたいんです。」
この夏の終わり、しずくギャラリーに来てくれた時にそう言ってくれたお二人。
有機的な質感を刻み込むために、時には強く、時には弱く、
一周グルリと50振り以上だろうか、リングの表面を金づちで叩きつけて表情を与えた。
角度を変えてみて。
表面のでこぼこ感、素敵ですね。
リング幅の太さの違いのデザインがうまく調和して、どこから眺めても新しい表情を感じることができました。
この表面の凸凹は使ううちに摩擦や衝撃によって形状が変化するので、5年、10年と使い続けるうちに、指輪に刻み込まれた質感に味わいが増してくるだろう。
時を超えて新しく語りかけてくる指輪。
二人の時間とともに歩んでゆくものと考えると、この小さなリングがとても心強く、頼りになるものに思えた。
山茶花かツワブキか、迷って今日はツワブキをフレームに収めてみた。
これから制作はレディースのマリッジリングが始まりますのでどうぞお楽しみに!
その後、ツワブキの花をかたどったエンゲージリング作りも控えているのでこちらもどうぞ宜しくお願いします!!
毎日、屋久島にインスパイアされてます。