屋久島サウスのアトリエです。大阪に暮らすお二人にお作りした結婚指輪が出来上がり、咲き始めた桜の木の下で眺める。始まりのムードに包まれる瞬間だ。
叩き模様を施したプラチナリングの表面に屋久島の色が映って、光を跳ね返して、キラキラだった。
お二人の結婚指輪は、叩いたり、火を当てたり、削ったり、昔ながらの手作業で仕上げている。窓の向こうに冬の情景を眺めては、作業机に向かう日々だったなあ。美しく、スローに流れていた屋久島時間にありがとう。
今年最初のまとまった雨降りと共に始まった指輪作りだったけど、いよいよ指輪が出来上がると雨が止んで緋寒桜がちらほらと咲き始めたのもなんだか感動的で!
そして、目に見えない繋がりって本当に素敵なことだと思う。もう10年以上も前に彼女と屋久島で出会っていたことも、毎年楽しみにしていたのが実はおばあちゃんが植えた桜だった話も。春の予感とも重なり合って、島の祝福を感じずにはいられない。ほっこりなのです。
彼のリングは2.5mm幅。彼女のリングは2.3mm幅。同じプラチナ素材を使ってお作りした、お揃いのプラチナリング。
小さなリングなのに、手に取るとしっかりと確かな重みがあって、キュッと冷たくって、プラチナの質感って心地よい。これからはお二人の時間と一緒にあるのだなあと手の中でリングを眺めつつ、少し先の未来を想ってオレもワクワク。
そういえば指輪作りの間は虹がいっぱいだったなあ。
アトリエに戻ると、窓の向こうにまたまた大きく見えた虹をお二人に。
ご結婚おめでとうございます!
このリングを受け取りに彼女が島に来てくれる日を待ち望みつつ、
実はこれからもう一つのジュエリー作りも。楽しい時間はもう少し続きます。
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婚約指輪編
想いを受け継いで、つくる。屋久島の森とダイヤモンド、オーダーメイドの婚約指輪 #屋久島でつくる結婚指輪 #リメイクジュエリー