ゴールデンウィーク前半の屋久島は五月晴れの日が続いていて、
最高の行楽日和となっています。
おそらく今はたくさんの方々が島にやって来ているのだろうけど、
みなさん森に入っているからでしょうか、里はいつものように静まり返っているのが屋久島らしくて面白い。
こんにちは。皆様はこの連休をいかがお過ごしですか?
僕の方はいつものようにアトリエで制作の時間を過ごしていて、
ぐいぐいと制作の方も進んでおります。
細い線と丸い粒粒を組み合わせて出来ている、いくつかのパーツ。
新しいジュエリー作りが始まっておりますよ。
こちらはエンゲージリングとなるもので、とってもとっても繊細なサイズのものなんです。
石枠にセットする予定のダイヤモンドは約3.0mmほどでしょうか。
こうなるとその作業もとてもデリケートなものとなってまいります。
少し時間を巻き戻すと、
全てはこの細いプラチナの線一本から始まっていて、
その細い線を紙に書いた設計図に沿って、切ったり、曲げたり、火を当ててくっつけたり、丸めたり、
そのような作業を少しずつ進めながらイメージの中にあったカタチを実際のものへと変えてゆきます。
屋久島らしい、ということをイメージするとき、
森や花、シダの葉っぱなどと同時に必ず僕は“水”のことを思い浮かべます。
ぽつりぽつり、ざあざあ、ざわざわ、どどどど、、、、
この島で暮らしていると、どこにいてもどこかから水の音が聞こえてくる。
雨が降って川に流れ海へとやって来て雲になる。
常にその姿を変え続ける水が一瞬そのカタチを留めるときが“しずく”の場面で、
小さな粒の輝きを眺めていると僕はいつもそこに大きなチカラというか、今を感じて感動してしまいます。
今、この瞬間が宝物なのですね。
これから新しい時間を過ごされるお二人にピッタリのテーマだと思いました。
ぐっとカタチになってまいりましたよ。
しずくの指輪はたくさんのバリエーションがあって、ダイヤモンドの大きさやセットの方法、素材やシズクのバランスまでお選びいただいて作ることが出来るので、
出来上がる全てがオリジナルのリングとなるのが魅力ですね。
石の大きさはどうしよう、素材はやっぱりプラチナかな。
一緒に考えてゆく時間もまた思い出に残るようなジュエリーだと思います。